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新潟印刷月報
年頭の挨拶 新潟県印刷工業組合/理事長 堀  一

 謹んで新春のご祝詞を申し上げます。

 皆様方におかれましては、お健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 昨年中は、当組合事業の運営に格別のご支援・ご協力を賜りまして厚く御礼申し上げますとともに、本年もよろしくお願いいたします。

 さて、昨年3月に発生した東日本大震災と福島原発事故という未曾有の複合災害により、我が国の経済・社会全体に非常に大きなダメージを受けてしまいました。

 この災害発生に伴い、経済ではサプライチェーンの寸断と輸出の減速、電力の安定供給への不安等に見舞われ、また史上最高水準の円高の進行と相まって先行きへの大きな不安の中で新しい年を迎えました。

 当印刷業界でも、昨年から印刷資材が高騰し、また依然として続いている低価格競争や、環境問題への対応など重要課題が山積しておりますが、さらに今年はデジタル印刷元年として、電子書籍などの新しい情報媒体の多様化が進み、印刷業界では待ったなしで業態変革への道が求められております。

 全印工連で昨年発表した過去8年間の業態変革総集編である「業態変革実践マニュアル」による改革の指針を参考として、組合員企業が今後も顧客に必要とされ続け、飛躍発展するため、自ら新たな業態変革を実践し、実行し、定着・継続して行って、力強く飛躍発展に結びつけることが必要であると思っております。

 一方、組合の意義論がささやかれる中で、昨年は大震災以後、人と人との「絆」の大切さが改めてマスコミ報道等で意識させられたところですが、当組合では正にこの「絆」を大切にし、いろいろな情報発信と事業展開によって強固な組合員相互のネットワークを築いて参りました。

 そして今こそ私ども印刷人が文化継承の担い手として更に相互の「絆」を深め、情報を共有化して果敢に挑戦していくことが大切と考え、昨年、本県の製本団体が解散したことを踏まえて、新たに当組合の支援組織として製本部会を立ち上げ、製本技術の継承と情報の伝達や地域を巻き込んだ各種研修等を行うことに致しました。

 また、昨年同様に各種講座開設により、デジタル元年を迎え激しく変化する情報化社会に即応出来る人材の育成に力を注ぎ、より一層の組合員相互の「絆」を深めて参りたいと考えております。

 今年の干支は強さ、幸運、吉兆を表す辰年です。

 永年伝統的に培われてきた私たちの団結の力と、印刷産業人綱領の理念に沿った信頼関係を背景として、相互の補完をより強固とし、新しい年が皆様にとりまして飛躍のよい年となりますよう心から祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。


新年のご挨拶 全日本印刷工業組合連合会/会長 水上 光啓

 新年明けましておめでとうございます。

 旧年中は、当会の事業運営に格別のご支援とご協力を賜りましたこと、厚くお礼申しあげますとともに、本年もご指導を賜りますようお願い申しあげます。

 さて、昨年は3月11日に発生した東日本大震災の影響により日本の社会、経済が大きく揺さぶられた年でした。とくに経済面では自動車や電機、化学製品の部品メーカーが被災して製造がストップし、サプライチェーンの寸断により多くの製造業が生産の停滞を余儀なくされました。また、福島第一原発事故に伴う計画停電の実施と節電の要請により、東北・関東地方では機械稼動や温調設備、照明機器の使用を制限するなど、企業はもとより生活者の日常にも支障が生じました。また、印刷産業でもインキの原料メーカーが地震に伴う火事により被災し、インキ供給の逼迫という事態を引き起こしており、改めて危機管理の重要性が浮き彫りになりました。

 世界を見ると、震災後の日本を含めて大きなパラダイムシフトが起こりつつあります。資源や環境の有限性やインターネットによる国境を越えた情報伝達、先進諸国の少子高齢化、新興国の中流市民の増加に加え、地球環境問題、ギリシアの信用不安に伴う欧州の金融危機。日本の産業には世界一の技術力があり、環境技術においても世界をリードしています。印刷産業にも世界的に優れた多くの技術とアイデアがあります。これらの諸問題を解決し、皆が活き活きと暮らしていける持続可能な社会を構築するためにも、今こそ印刷産業が積み重ねてきた「情報力」と「感性力」を活かす時だと思います。

 私たちは示された目標やビジョンを達成するための努力を惜しみませんが、目標やビジョンを描くことには苦手意識があるようです。しかし、これからは自らの手でビジョンを描く必要があります。未知との遭遇といえる新しいパラダイムの世界には明確な羅針盤が存在しないからです。自分が向うべきビジョンや新しいビジネスを、我々自身の手で「創造」することが問われるのです。それには、今までのように過去の成功体験をベースに現在を見つめるのではなく、現在から未来を見つめることが求められます。

 全印工連が8年間をかけて実施してきた「業態変革」事業は今年3月をもって終了致します。しかし、企業としての業態変革に終わりはありません。変化の著しい社会の中で、日常の中に業態変革を組み入れて実践し続けることは経営者としての責務といえます。業態変革事業で組合の皆様に提供してきた様々な冊子やツールを活用し、ぜひ、自らのビジョンを描き、その実現に向けて邁進して頂きたいと思います。

 「連帯」、「対外窓口」、「共済」の役割を担う全印工連は常に「行動する組合」であるべきです。有益な情報の収集・分析・発信に加え、組合員の皆様の経営革新にお役に立つべく、各種事業を迅速に遂行していくことが組合に課せられたミッションであると考えています。この組合を通して、私たちが持つ「印刷力」を発揮すべく、互いに切磋琢磨し、この厳しい難局を乗り越えていこうではありませんか。

 最後になりましたが、東日本大震災において被災されました方々の一日も早い生活基盤の安定と地域社会・経済の復興を祈念致しますとともに、この一年が組合員と関係各位の皆様にとりましてよりよい年になりますことをお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。

◆12月定例役員会議事録

 開会の挨拶で、堀理事長から

 師走に入ったが、この1年は噴火から始まり大震災・原発漏れ・集中豪雨と一年中災害に見舞われた年となり、また経済環境も過去最高の超円高と先の見えない不況が続いた。当業界も本当に厳しい状況であったが、雇用が守られると言うことはそれなりの皆様方のご努力の賜であり、今後も組合員のネットワークを活かしていければと思っている。

 当組合の人材育成も積極的に行ってそれなりの評価を得たところであるが、今年は長野の女性若手選手が技能五輪ロンドン大会で見事金メダルを取り、若手技能者の育成という面で脚光を浴びたことから、当県が提案し全印工連でも人材育成の観点から技能五輪全国大会への参加実施取組を決議されたところである。当工組としても県関係者に働き掛け、県から若手印刷技能者を選抜出来るよう力を入れていきたいと思っている。

 厳しい世情で組合企業にとっても問題が多岐にわたっているが、今後も組合員が結束し、全体最適を求めて行く必要があると思っている。

 来年1月6日の新年名刺交換会から新年の組合事業がスタートするが、全国で新潟がトップを切るものであり、特に今回は当工組の力を示しこの世情を吹き飛ばす意味も含め、多数の皆様から参加いただきたいと願っている。

 今年1年の役員の皆様のご協力に感謝すると共に、来年辰年の勢いがある年を目指し、ともにがんばっていきたい。

との挨拶があった。

 連絡事項として、今年実施したDTPエキスパート認証試験及びクロスメディアエキスパート認証試験の結果報告及び製本部会の設置と参加要請、警察からのお知らせとして印刷事業からの暴力団排除対策の推進についての事務局から説明があり、16時50分閉会した。



◆ 組合運営の動き(平成23年12月1日以降)
12月1日(木)
三役・支部長会議
時間:14時30分〜15時30分
場所:印刷会館
定例役員会
時間:15時30分〜17時00分
場所:印刷会館
12月8日(木)
全印工連常任役員会
時間:14時00分〜
場所:東京 DICビル
出席者: 堀理事長