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新潟印刷月報
第71回印刷・関連業懇談会開催さる

 印刷企業と関連企業との情報・意見交換の場として、恒例となっている第71回印刷・関連業懇談会が9月3日(月)新潟市のホテルオークラ新潟に於いて、印刷業から堀理事長をはじめ43名が、また関連業から41名の出席により盛会に開催されました。

 恒例の講演会には、新たな試みとして実践的な取組事例についてのアドバイスをお願いすることになり、午後2時から「先進的企業経営取組事例アドバイスセミナー」と銘打って当工組組合企業の株式会社ほしゆう社長 星野光治氏と株式会社吉田印刷所社長 吉田和久氏のお二人から約2時間のご講演をいただきました。

 講演終了後、午後4時より印刷・関連業懇談会が野?副理事長の司会で進められ、堀理事長の挨拶に続いて、今年度委員会組織の変更もあって当組合の各委員長紹介と併せて委員会、各団体等のそれぞれの年度事業計画に基づいた現在までの活動状況の説明があり、続いて関連業である、紙・印刷機械・インキ・プリプレス関連の各代表の方々から、最近の各業界の現況について説明が行われたあと、質疑応答があり、午後5時佐藤副委員長の閉会挨拶で終了となりました。

 次いで懇親会場に席を移し、堀理事長の挨拶に続いて、洋紙懇話会代表の株式会社KAMIOL社長 荒木次雄氏の乾杯で開宴、終始和やかのうちに午後7時閉会いたしました。

●「先進的企業経営取組事例アドバイスセミナー」
講演 星野光治氏 講演 吉田和久氏


1.開会のあいさつ
新潟県印刷工業組合/理事長 堀  一

 9月の声を聞きましても、まだまだ暑い日が続いておりますが、季節は確実に変わり始めており、いつも私が帰る定刻の時間になりますと、帰宅の際には、虫の音が聞こえるようになって参りました。

 昼はセミ、夜にはコオロギという様に、秋の気配を感じる今日この頃です。

 また、ゴルフ場に行きますと自分の影が長くなって、日が短くなったなあと感じる次第です。

 それに、そろそろ新潟県は早稲を刈り取りますので、早稲が刈り取られて、田んぼが徐々に坊主になっていくと、今度はああッ雪が降るのかなあと思いますし、季節の移り変わりというものは確実にきているのだと思う次第です。

 そのような中で、お陰様で新潟県の印刷工業組合は、皆様のご支援、或いは個々の会社の力や団結力等によって支えられているのが基になっているのかなと、感謝をしているところです。

 いま、野?副理事長からお話がありました様に、71回という歴史を数えています。

 私共の会は、毎年3月と9月に懇談会をやり、皆さんの方から情報提供を頂いたり、或いは我々の現状について、皆さんからのご理解を頂戴する非常に良い機会だと思っておりますし、その後には、コミュニケーションの場をご用意するなど、皆さんとは常に表裏一体となって、この業界を支えていくという意識でまいっておりますし、これからの我々の業界の発展や、新しい付加価値について考えていく必要があると思っております。

 丁度、この春先の役員会で、それぞれの委員長が変わっていますので、この後の発表の中で、自己紹介や組織の状況等を発表して頂くことになっております。どうぞ、どの委員会がどういう役割を担っているのかを確認して頂ければと思います。

 いま新聞で一番話題になっている胆管がんの話も、この中で出ようかと思いますので、ぜひ、ご理解頂きたいと思っております。

 ご案内のように、全印工連でも、島村会長が選任されるなど、大きく若返りました。常任理事以上の平均年齢が50歳をきっています。

 このような面からも、我々の業界の方向性というものが出てきていると思います。ただ単に、しかるべき年代が必要だというだけでなく、いろんな年代がいる中で、どういうコミュニケーションが一番良いのか、どういう付加価値を求める方向性が一番良いのかと考えた時に、また新たな全印工連の1頁が開かれたように思いますので、皆様もどうかご理解とご協力を、よろしくお願いいたします。

 9月といえば、丁度「印刷月間」ということで、皆さんも含めてご覧の通りでございます。

 元々この始まりというのが、印刷の祖と云われた、本木昌造氏の命日である9月3日。(今日がご命日ということです。)それに因んで、この月間が始まった訳であります。

 今月は、日印産連と全印工連の双方で、「印刷文化典」が開催されます。

 ただ単に文化典をやることが目的ではなく、この文化典を通じて我々の歴史を刻み、これからの我々の方向性や、組織・団体としてどうあるべきかをみんなで考えるというものですので、皆さんを含めての印刷文化に対する使命とか責任というものを、原点にたって考えることが大事ですし、地域社会に対する責任だろうと思います。

 また、今月のテーマである「印刷は将来何ができるようになりますか?」ですが、これは未来志向であり、印刷の可能性を次の世代へどうやって伝えていくかのヒントをいろんな形で語り、見いだしていこうというものです。

 当工組でも、この後いろいろな企画としまして発表をして頂きますが、先程、佐藤委員長と話した際に、今年の方向性について説明を受けており、その辺の詳細をお聞き頂きたいと思いますし、当工組だけが独自に持っている委員会ということもございますので、地域に合った、それぞれの委員会の報告を行って頂きたいと思います。

 それに、組織としても一つの方向性が出てきていることをお伝えしておきます。

 春先にもお話をしましたように、製本組合は、これまで皆さんの方の席にいて、業者懇談会の中で、お互いに対話をさせて頂いていたのですが、印刷の一気通貫型の最終行程ということで、印刷には無くてはならない行程であったことから、今回から製本部会として、新たに活動報告がされます。

 これは、印刷業界・製本業界というくくりだけではなくて、この懇談会のメンバーの中には、機械を提供して頂いている関連業の皆さんにもご加入頂いているからであるということです。

 かつては、製版業界というものもありましたが、これはフルデジタルという時代の流れの中でカタチを変えました。

 人材育成という面でも、当工組で力を入れております、DTPやクロスメディアのエキスパートの資格取得のための講習と認定試験や、営業士の認定講習によります人材育成事業もあります。

 今後は、人材育成によって、資格取得した方が組合の中で交流していく場が必要であろうと考えています。

 また、いま気にかかっているのが、プリプレス(かつてあった版下・写植・製版)です。 これを、これからは組織化して、一番重要なお客様にどんなデータが提供できるか、また双方向で、どういう業界に対しての付加価値が生じるのかを検討し、仲間をたくさん加えた、より充実した部会というものにしていきたいというのが、今年の目標の中に入ってございますので、皆様からもいろいろなご意見を頂戴できれば有難いことと思っております。

 何れにしましても、私どもが半年やってきました成果や、皆様からのいろいろなご助言を頂きましての方向性というものを順次ご発表を頂いて、実りの多い、歴史のある業者懇談会となりますように、成果を積み上げて参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。

 本日は大変有難うございました。



2.懇談
(1)新潟県印刷工業組合の24年度上期の活動現況等について

 各委員会、製本部会・新世会・営業士会より活動の現況が報告された。

(2)印刷関連業界の上期の業況と課題及び今後の方向性について

■ 紙業界の現状と将来の課題について
(株)石井商店/石井 智裕

■ 印刷機械業界の状況
(株)桜井グラフィックシステムズ/桜井次郎太

■ インキメーカーの現況・問題・要望
DICグラフィック(株)/吉村 重雄

■ drupa2012のトレンド報告と今後の方向性
富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(株)/杉山  元

第71回印刷・関連業懇談会出席者名簿

日時/平成24年9月3日(月)16:00〜17:20  会場/ホテルオークラ新潟

(敬称略・順不同)
■印刷業
1 (株)第一印刷所 堀 一
2 野﨑印刷(株) 野﨑力夫
3 北越印刷(株) 佐藤松雄
4 (株)ほしゆう 星野光治
5 (株)あけぼの 永井輝雄
6 あけぼの印刷団地事業(協) 佐久間優一
7 (株)京屋印刷所 高見 潔
8 (有)兄弟堂印刷所 村上道盛
9 (株)小林印刷所 小林則夫
10 (株)清水印刷所 清水孝祐
11 新高速印刷(株) 高橋陽子
12 (株)ジョーメイ 加藤丈明
13 (株)第一製品流通 上野鉄夫
14 (株)太陽印刷所 堀 隆男
15    〃 桜井克次
16 (有)中川シール印刷 中川利明
17 (株)新潟印刷 鈴木 敬
18 (株)博進堂 清水道雄
19    〃 清水 伸
20 (株)プレスメディア 柳沢 茂
21 渡良印刷(株) 渡辺良平
22 東港印刷(株) 木下道敏
23 (株)吉田印刷所 吉田和久
24 (株)エンジュ 斉藤 節
25 島津印刷(株) 島津延明
26 昭栄印刷(株) 坂井雅之
27 三条印刷(株) 渋谷義徳
28 大和写工印刷(株) 渡辺邦宏
29 (株)中央製版 小林吾郎
30 西巻印刷(株) 西巻一彦
31 島田印刷紙工(株) 島田正純
32 高速印刷(株) 米山秀彦
33 (株)中越ビジネスフォーム 廣井継興
35 (株)小田 小田茂明
36 事務局 梶原宜教

■関連業
1 (株)石井商店 石井智裕
2 伊藤鉄工(株) 伊藤浩一
3 FFGSプリントサプライ(株) 宮元 淳
4    〃 坂田 敬
5    〃 中田年美
6 (株)KAMIOL 荒木次雄
7 (株)木戸製本所 木戸敏雄
8 コニカミノルタNC(株) 高橋栄一
9 (株)小林洋紙店 小林卓哉
10 (株)小森コーポレーション 栗原 茂
11 (株)桜井グラフィックシステムズ 桜井次郎太
12 設楽印刷機材(株) 設楽守廣
13    〃 片山康浩
14 セキモト(株) 関本浩司
15 (株)田村商店 内山邦夫
16 田村紙商事(株) 田村淑文
17 (株)T&K TOKA 重巣和彦
18 DICグラフィックス(株) 吉村重雄
19 東洋インキグラフィックス(株) 生駒知嗣
20    〃 伊原栄介
21    〃 高田敏行
22 日経マシナリー(株) 河上茂雄
23 ハイデルベルグ・ジャパン(株) 木村邦和
24 富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(株) 臼方勝三
25    〃 杉山 元
26 マンローランドジャパン(株) 三浦一政
27 宮川ローラー(株) 宮川忠貴
28 (株)ミューテック 高木久男
29 (株)メディアテクノロジージャパン 鍔本浩行
30 (株)山忠 山内晴夫
31 リョービ(株) 北垣暁弘
32 芳野マシナリー(株) 鈴木崇之


「2012全日本印刷文化典北海道大会」開催さる

 全日本印刷工業組合連合会が主催する「2012全日本印刷文化典北海道大会」が、「北の大地から始まる、ソリューション・プロバイダーへの道」をキャッチフレーズとして、去る9月21日・22日の両日、全国から約600名余の参加者を迎え札幌市の札幌パークホテルでにぎやかに開催されました。

 隔年で地方開催されるこの大会では、まず21日の記念式典では、開催工組である北海道印刷工業組合 岡部理事長からの挨拶があり、その後、大会主催者である全日本印刷工業組合連合会の島村会長からの式辞に続き、国、県、市からの来賓それぞれ祝辞をいただいた後、印刷産業発達功労者3名のほか、組合功労者、優良従業員への表彰がおこなわれました。

 受章者代表として水上印刷株式会社社長の水上光啓氏から謝辞が述べられたあと、式典の最後には北海道印刷工業組合青年部事業委員長 大和繁樹氏が印刷文化典宣言(内容は別掲参照)を行い、式典を終了しました。

 式典に引き続いて行われた全印工連メッセージでは、島村全印工連会長から新組織体制の方向性とともに、職場環境への配慮と安全への宣言、「今できること」への積極的な取組についてのメッセージがありました。

 記念講演会では、「やらなければゼロ! 新たな可能性を創造するまちへ!」と題して、現在赤字再建団体として奮闘中の夕張市長 鈴木直道氏から、東京都庁職員から赤字団体となった夕張市を再建するため夕張市長選に立候補するまでの葛藤と市長として今何をなすべきか!についての講演がありました。

 翌22日には午前9時30分から全印工連フォーラムが行われました。今回から全く新しいワールドカフェ方式というグループで話し合う手法で、「戦略的CSRのご提案、持続可能な経営を目指すために」(内容は別掲参照)をテーマに参加者同士がグループでの話し合いと発表をおこない、12時に本大会の日程を全て終え閉幕しました。なお、本県工組から堀理事長他、6名の理事が参加いたしました。

全印工連 島村会長 挨拶  
本県からの参加者 7名


印刷文化典宣言

 印刷業界を取り巻く社会環境、経済環境、情報環境は大きく変化しつつある。

 同時に我々に求められる役割も様変わりしてきている。

 変化に機敏かつ的確に対応し、ビジネスの価値をより一層高めていくことが求められている。

 変化への対策として、前回の文化典で「産業成長戦略提言2010」を発表し、ソリューション・プロバイダーへの進化を提起し、理解を深めてきた。

 我々印刷産業人は、開拓者の魂が根付く北海道において、新しいビジネススタイルを探求する「北の大地から始まる、ソリューション・プロバイダーへの道」のテーマのもと、英知と情熱を結集し、研鎖を重ね、ソリューション・プロバイダーとしての使命を追求していく。

 企業の社会的責任を全うし、有益な印刷製品・サービスを供給し、国民生活および文化を支える産業として、社会に貢献することを宣言する。

平成24年9月21日
2012全日本印刷文化典北海道大会


全印工連フォーラム 戦略的CSRのご提案
〜持続可能な経営を目指すために〜

 印刷産業のみならず日本の多くの産業において、1990年代以降の経済成長は鈍化しています。この低迷は一時的なものではなく、日本が成熟国家に共通する次なるステージに移行したことを物語っています。

 社会、経済、エネルギー、福祉、ライフスタイルなど、私たちを取り巻く環境は大きく変化しました。このような新しい時代において、企業はこれからどのような役割と責任を果たせば良いのでしょうか?

 その答えを見つけ出すには、私たちの社会がどこに向かおうとしているのか、何を求めているのかを考え、その本質を見極め、理解することが必要になります。

 これから訪れる新しい社会に柔軟に対応するためには、社会の要請に応えるための新しい考え方による新しい経営が求められることは間違いありません。

 自社の利益だけを追求する企業は、今後は退場を余儀なくされるでしょう。社会と共に生きる、社会の要請に謙虚に向き合うことが、将来にわたり永続的に成長することの出来る企業を創る重要なファクターとなるのです。

 今回のフォーラムでは、CSRとは何か、なぜ必要なのかを知り、そして、その取り組みに繋がる多くの手がかりを見つけます。

■内  容

(1)戦略的CSRのご提案〜持続可能な経営を目指すために〜
全日本印刷工業組合連合会/CSR推進専門委員会委員長/池田 幸寛

(2)ワールドカフェ「CSRの理解を深めるために」
ファシリテーター/CSR推進専門委員会委員/大川 哲郎

(3)まとめ「明日からのCSRへの取り組みについて」
CSR推進専門委員会副委員長/江森 克治

◆9月定例役員会議事録

 理事長から、懸案となっていた当工組賦課金賦課方法の見直し案について、総務広報委員会で本日素案決定されたようである。詳細は来月の役員会で報告があると思うが、昨今の業態変革の中でIT化が進み現在の賦課方法では対応が出来なくなっていることもある。ご理解をお願いする。

 9月は印刷月間でこれから全印工連印刷文化典等各種の催しが行われるが、今年のテーマが「印刷は将来何が出来るようになりますか」との問いかけになっている。

 多様化する印刷技術を使って顧客のニーズとコミュニケーションづくりが大切となると思うし、そういう面で本日の講演会には、新しい発想で当組合企業で業態変革を行っている先進企業野社長に学ぶという講演を企画したことは非常に的を得たものとの思いであり、又組合員同士の強い絆づくりでもあると思っている。

 印刷月間の意義を会員同士で考えていく9月となるよう期待したい。との挨拶があった。

 連絡事項として、事務局から平成24年度の官公需印刷物発注・契約に関する要望書の内容について、平成24年度印刷営業講座の開催案内についての説明があり、13時40分閉会した。


◆ 組合運営の動き(平成24年9月1日以降)
9月3日(月)
総務・広報委員会
時間:11時30分〜
場所:ホテル オークラ新潟
出席者:堀理事長ほか 9名
定例役員会
時間:12時30分〜
場所:ホテル オークラ新潟
出席者:堀理事長ほか 18名
講演会  
「先進的な企業経営取組事例アドバイス」
セミナー

時間:13時50分〜
場所:ホテル オークラ新潟
講師:(株)ほしゆう  社長 星野光治様
(株)吉田印刷所 社長 吉田和久様
出席者:堀理事長ほか 84名
第71回印刷・関連業懇談会
時間:14時00分〜
場所:ホテル オークラ新潟
出席者:堀理事長ほか 59名
9月5日(水)
新世会 ゴルフコンペ
時間:9時31分〜
場所:ヨネックスカントリークラブ
出席者:14名
9月8日(土)
DTPエキスパート認証試験対策講座
課題添削(1)

時間:10時00分〜17時00分
場所:新潟テクノスクール
出席者:17名
9月9日(日)
DTPエキスパート認証試験対策講座
課題添削(2)

時間:10時00分〜16時30分
場所:新潟テクノスクール
出席者:16名
9月12日(水)
日印産連 印刷の月式典
時間:15時00分〜19時30分
場所:ホテルニューオータニ東京
出席者:堀理事長
9月21日(金)
2012全日本印刷文化典 北海道大会
記念式典
講演会「やらなければゼロ!
新たな可能性を創造するまちへ!」

時間:14時00分〜20時30分
場所:札幌パークホテル
講師:夕張市長 鈴木直道様
出席者:堀理事長ほか 6名
9月22日(土)
全印工連理事長会
時間:8時00分〜9時00分
場所:札幌パークホテル
出席者:堀理事長
全国事務局研修会
時間:8時00分〜9時00分
場所:札幌パークホテル
出席者:1名
2012全日本印刷文化典 北海道大会
全印工連フォーラム「戦略的CSRのご提案」

時間:9時30分〜12時00分
場所:札幌パークホテル
出席者:堀理事長ほか 6名