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新潟印刷月報
第72回印刷・関連業懇談会開催さる

 印刷企業と関連企業との情報・意見交換の場として、恒例となっている第72回印刷・関連業懇談会が3月1日(金)新潟市のホテルオークラ新潟に於いて、印刷業から堀理事長をはじめ46名が、また関連業から30名の出席により盛会に開催されました。

 恒例の講演会には、毎年実施していた経営者講演会に変えて、9月に引き続いて「組合企業の実践的な取組事例についてのアドバイスをお願いすることとし、午後2時から「先進的な企業経営取組事例アドバイスセミナー」と銘打って当工組組合企業の株式会社中央製版社長小林吾郎氏と昭栄印刷株式会社社長坂井雅之氏のお二人から約2時間のご講演をいただきました。

 講演終了後、午後4時10分より印刷・関連業懇談会が野﨑副理事長の司会で進められ、堀理事長の挨拶に続いて、当組合の各委員長及び団体からそれぞれの1年間の活動状況について説明を行いました。そのあと続いて関連業である、紙、印刷機械、インキ、プリプレス・印刷機材業界の4業種の代表の方々から、各業界の現況について説明が行われたあと、質疑応答があり、午後5時10分佐藤副理事長の閉会挨拶で終了となりました。

 次いで懇親会場に席を移し、堀理事長の挨拶に続いて、洋紙懇話会代表として株式会社KAMIOL社長荒木次雄氏の乾杯で開宴、終始和やかのうちに午後7時過ぎ閉会いたしました。

講演 小林吾郎氏 講演 坂井雅之氏


1. 開会のあいさつ

新潟県印刷工業組合/理事長 堀  一

 早いもので、2ヶ月めくりのカレンダーを、今日の朝私は1枚切って参りました。もう2ヶ月が経過して、今日は3月1日。

 だいぶ温かくなったことで気持ちはウキウキしているのですが、まだまだ厳しい経済環境の中、少しずつでも数字が上へ向きつつあることは非常に良い事に代わりはありません。
 しかし、経済はまだ活性化しているとは言い切れません。

 今年も、年度末を迎え、先ほどの理事会で私ども新潟県印刷工業組合の一年に亘る活動と来年度に対する基本方針のご承認を頂きました。

 今日は、その工組の総括的な発表を致しまして、その後それぞれ担当の委員長さんや工組の団体から一年に亘る活動と来年に向けた抱負を発表して頂き、皆さんからも貴重なご意見を頂戴して参りたいと思いますので、よろしくお願い致します。

 そして、その後それぞれが腹を割っての懇親会に(日本人は、やはり少しお酒が入った方が本音が出てくるもので)移っていく予定ですので、お付き合いをお願い致します。

 それでは、先程理事会で決まりましたことを読んで参りたいと思います。

 24年度の年度末にあたり、その総括としまして、特にここ数年継続して取り組んで参りました知的財産権問題や、メディアユニバーサルデザイン社会貢献、環境問題に対する取り組み等によって、地域社会に印刷業を通し、少しでもご理解を深めて頂けたと思っております。こうした一連の取り組みを継続的に実行し、人材育成を図るべく各種の研修をはじめ、印刷技術センターを通じての活動を強化しておりますが、特に昨年は人材育成として資格取得の推進に取り組み、一定の成果を上げたところであります。

 昨年もDTPエキスパートやクロスメディアエキスパート、営業士の認定研修で41名の合格者を出しております。

 特に資格取得としての技能検定では、一級技能士・二級技能士の促進にも力を入れております。

 一方、組合員に対しては、官公需の共同受注や公正取引の継続・適正受注の推進と、併せてデジタル印刷へ向けた技術改善にソフト・ハード面からも情報提供・教育指導を強化して行っております。

 こうした共同受注や官公需適正組合を通じての受注を行っていこうというもので、特に新発田支部では、地域としての共同受注により成果を上げております。

 これは、業界内のコミュニケーションの重要性を表わすもので、官公需に対しても、価格だけでものの価値を計るよりは、一つひとつ特性を持ったものに対する価値観を評価したものとして、ゆくゆくは総合評価を前提にした、私どもの印刷の価値観を計っていくという運動展開を示すものです。

 さて、本年度の重要方針(これは25年度のことです)については、継続して業態変革推進の諸企画や、戦略的計画及び将来のビジョンを展望する等の核を固め、これからの業界発展を期するための施策を組織的に展開しようと更なる努力を決意しなければなりません。特にこれからの業界を担う人材の育成は最重要課題です。

 このことは、今年度に引き続いて来年度も継続して行う、特に力を入れていく部分です。

 資格取得者の研究・交流の場づくりや、働きやすい職場環境づくり、感性の活かせる製品技術の育成、社会貢献・CSR(企業の社会的責任)の推進、環境保全等々、継続発展的な事業を印刷技術センターを通して積極的に発信し、次代に繋がるコンテンツ産業を目指しつつ、変革への道を歩まなければなりません。

 そのため業態変革というテーマで、先程の講演の中で当組合員先進的取組事例についてお聞きいただきましたが、昨年9月にも行った2社の分も含め、後日先進事例報告書としてまとめて参りたいと思いますが、これからも我々の業界が元気で情熱をもってやってきている業態変革という使命を、ご理解を頂くことに力を入れていこうと考えております。

 また、昨年問題になりましたが、胆管がんという、いわゆる環境問題というものです。

 私共の印刷に関する環境対応は、最高のレベルであると思っています。

 この春先、花粉症云々と言っていますが、その先には中国から飛来する黄砂ならびに、PM2.5というものがあります。中国に行かれた方はご存知かと思いますが、私も最初見た時は、霧に煙って何となくロマンチックだと思っていたものが、実は霧ではなかったということです。これは間違いなく環境破壊そのものであり、日本より50年も、いやそれ以上に環境問題の意識が遅れていると思いますし、その前に環境というものに対する価値観が根本的に違うのではないかと思われます。

 かつての日本の環境問題は、『公害』に代表されたような時代もありましたが、環境は我々の手で守っていくんだという意識が芽生え、より良いリサイクルへの動きが出てくることで、皆さん方からもリサイクルについての提案を頂いたり、或いはリサイクルを意識した材料をご提案いただきました。

 当組合では、特に『印刷環境情報シート』をお客様に発信し、『こういう材料を使って印刷をしているんです』という姿勢を打ち出しています。

 これも、来年度も継続をして、推進をすることを基本に考えています。

 そして一気通貫型全体最適を目指して組合員各社が強みを生かし、情報産業を取り巻く環境がより多様化する社会の変化に、ソフト・ハード面から対応出来るソリューションプロバイダーを目指し、組合の利点を生かすことこそ明日の業界発展への責任と考えております。

 私達は、組合というものが組織のプラスの面だと思っております。先程の発表の中でもありましたように、業界の相互関係の重要性や、そうした中での人為的なネットワークなどがビジネスを支え、もちろん皆さん方とのネットワークも非常に重要なファクターでありますが、このような繋がりの延長線上に我々が目指す業界の発展があり、それを示すことが我々の責任であると考え、またそれを再認識していくことが基本的な方針です。

 私達は、印刷産業の使命と課題を再認識し、伝統的に培ってきた信頼と団結のもと、将来の情報産業への発展を期して、より良き製品及びサービスを提供すべく共に努力して参ります。

 そして、ここからが一番重要なことなのでよく聞いて頂きたいのですが、 いよいよ来年の平成26年度は当組合の設立60周年を迎えます。本年度をプレ60年と位置づけ、次年度へ続く更なる発展を期す年にしたいと思います。

 新潟県の組合は全国トップで60周年を迎えるわけです。第1号の組合としてあるので、私共が60周年を迎えると、各県の工組も60周年ということになります。

 私共のところが、全国に先駆けて戦後業界として組織をもって立ち上がったということです。

 60年と言えば、ひとりの人間に例えると還暦ということになります。

 また、還暦は原点回帰とも言われますので、原点に返り更に皆様との関係を拡大・発展させていき、我々の生業を通じて、いかに世の中に貢献するかを考えていきたいと思います。

 これらの点につきまして、これからもご協力と、皆様からのご意見を頂戴出来れば幸いです。

 本日は大変有難うございました。

堀理事長の挨拶


(1)新潟県印刷工業組合の現況についての各委員会報告
1.総務・広報委員会/委員長 野﨑力夫
(1)賦課金の見直し検討
  1. 総務・広報委員会の開催
  2. 組合企業就労人員数の調査
2.官公需対策委員会/委員長 梶原宣教
(1)官公需対策委員会の開催
(2)官公需における受発注に関する要望について
(3)新潟県印刷技術センターの運営


3.教育・研修委員会/委員長 清水道雄
(1)教育研修委員会の開催
(2)DTPエキスパート認証試験対策講座・及び認証本試験の実施
(3)クロスメディアエキスパート認証試験対策講座及び認証本試験の実施
(4)印刷営業講座及び認定試験の開催

4.経営革新・マーケティング委員会/委員長 佐藤松雄
(1)経営革新・マーケティング委員会の開催
(2)研修会の実施
  1. 「先進的な企業経営取組事例アドバイス」
  2. 税務・金融研修会
(3)関連業者との意見交換会を実施
(4)年末の顧客謝恩事業として平成24年11月1日から12月25日の期間を設け印刷謝恩セールを実施した。


5.環境・労務委員会/委員長 吉田和久

(1)環境委員会の開催

(2)印刷会社における胆管ガンの発生に伴う労災
請求事案があり、国から「印刷業の化学物質による健康障害防止対策について」の通知と併せて7月13日付けで全組合員企業への化学物質使用アンケート調査を実施しその実態を把握するとともに、全印工連からの全国一斉調査への取組と情報提供及び組合企業の対応等について周知指導した。

(3)グリーン購入法「印刷」の判断基準の見直しによる、「資材確認票」の提出義務化にともなって、新たに当工組独自に作成した資材確認票フォームも取り込んだ「資材確認票兼製品環境情報シート」について、組合員に周知するとともに顧客側への受け取り励行PRを行った。

(4)環境関連情報の収集と機関紙「PRINTNIIGATA」や、ホームページ、文書等による情報提供及び周知徹底を行った。また、全印工連環境委員会より送信される「環境委員会NEWS」を全組合員に周知した。

6.組織活性委員会/委員長 星野光治

(1)組織活性委員会の開催

(2)全印工連の各種共済制度への加入促進のため、組合員への各制度周知パンフレットを配布し、また機関紙「PRINT NIIGATA」に掲載して加入促進のPRを図った。

7.新潟県印刷会館の運営/委員長 高橋陽子

(1)会館運営委員会の開催

(2)一層広く印刷関連業界や、関係諸団体に門戸を開放し、その活用を図ってもらうため関係者宛に周知した結果、前年度比で6件、147名の利用数の増が図られている。

(2)印刷関連業界の現況について
紙パルプ業界の現状と 2013年の展望

(株)KAMIOL代表取締役社長/荒木次雄

印刷機械業界の現況について

ハイデルベルグ・ジャパン(株)/木村邦和

インキ業界の現況について

(株)T&K TOKA/長 正晃

印刷製版機材及びPOD市場の現状

コニカミノルタビジネスソリューションズ(株)/服部晃宏


第72回印刷・関連業懇談会出席者名簿
日時/平成25年3月1日(金)  会場/ホテルオークラ新潟
印 刷 業 関 連 業
1 (株)あけぼの 永井輝雄 1 (株)アイデイーエイ 小林 悟
2 あけぼの印刷団地事業(協) 佐久間優一 2 後藤佑紀
3 (株)京屋印刷所 高見 潔 3 (株)石井商店 石井智裕
4 (有)兄弟堂印刷所 村上道盛 4 伊藤鉄工(株) 伊藤浩一
5 (株)小林印刷所i 小林則夫 5 FFGSプリントサプライ(株) 宮元 淳
6 (有)三興印刷 田村成男 6 中田年美
7 (株)清水印刷所 清水孝祐 7 (株)KAMIOL 荒木次雄
8 (株)ジョーメイ 加藤丈明 8 (株)木戸製本所 木戸敏雄
9 新高速印刷(株) 土田一彦 9 コダック(株) 江原聖介
10 (株)第一印刷所 堀  一 10 コニカミノルタNC(株) 高橋栄一
11 小出博信 11 コニカミノルタヒジネス
ソリューシヨンズ(株)
服部晃宏
12 阿部正喜 12 (株)小森コーポレーション 栗原茂
13 (株)第一製品流通 上野鉄夫 13 セキモト(株) 関本浩司
14 (株)太陽印刷所 桜井克次 14 田村紙商事(株) 田村淑文
15 (株)タカヨシ 高橋春義 15 (株)田村商店 田村和仁
16 中山英子 16 (株)T&K TOKA東京北支店 長正晃
17 (有)中川シール印刷 中川利明 17 DICグラフィックス(株) 吉村重雄
18 (株)新潟印刷 水野秀一 18 東洋インキグラフィックス(株) 伊原栄介
19 野崎印刷(株) 野﨑力夫 19 井上敦之
20 (株)博進堂 清水美知夫 20 日経マシナリー(株) 河上茂雄
21 (株)博進堂 清水 伸 21 ハイデルベルグ・ジャパン(株) 木村邦和
22 (株)プレスメディア 柳沢 茂 22 富士フイルムグローバル
グラフィックシステムズ(株)
礒﨑光広
23 (株)文久堂 早川幸司 23 マンローランドジャパン(株) 三浦一政
24 渡良印刷(株) 渡辺良平 24 宮川ローラー(株) 宮川忠貴
25 東港印刷(株) 木下道敏 25 (株)ムトウュニパック 竹之内耕栄
26 (株)吉田印刷所 吉田和久 26 (株)メディアテクノロジー
ジャパン
鍔本浩行
27 (株)佐渡中央印刷所 城島幸弘 27 (株)山忠 山内晴夫
28 (株)エンジュ 斉藤節 28 芳野マシナリー(株) 鈴木崇之
29 島津印刷(株) 島津延明 29 宇野正陽
30 昭栄印刷(株) 坂井雅之 30 リョービ(株) 北垣暁弘
31 三条印刷(株) 渋谷義徳
32 大和写工印刷(株) 渡辺邦宏
33 中越印刷(株) 田中範之
34 (株)中央製版 小林吾郎
35 (株)トキワ印刷 早川滝徳
36 西巻印刷(株) 西巻一彦
37 (株)ほしゆう 星野光治
38 高速印刷(株) 米山秀彦
39 安達義光
40 (株)中越ビジネスフォーム 廣井継興
41 (株)中央印刷 山内芳次
42 北越印刷(株) 佐藤松雄
43 (有)渡辺印刷 渡辺浩章
44 (株)位下印刷 位下寿生
45 (株)小田 小田茂明
46 事務局 梶原宜教
関東甲信越静地区印刷協議会 平成24年度下期定例会開催さる

 関東甲信越静地区印刷協議会の平成24年度下期定例会が、群馬県工組主管により、3月8日(金)、東京都内のハイデルベルグ・ジャパンビルにおいて、各県工組役員のほか、ご来賓として全印工連から水上会長、生井専務理事をお迎えし、総勢80名が参加して開催されました。

 始めに日暮地区協議会会長が主催者として挨拶し、全印工連では産業戦略デザイン室で「産業成長戦略ビジョン」の策定を進めている。また全印工連が行っているMUD、CSR(企業の社会的責任)などの事業を行っているので、自らの企業の価値を高めるよう積極的に企業活動に取り込み顧客に必要とされる印刷企業を目指してほしい。と訴えました。その後、情報交流セミナーとして全印工連から、はじめに島村全印工連会長から、挨拶と全印工連の目指す現況としてのメッセージがあり、その後池尻事務局次長から事業概況説明、そして、池田全印工連CSR推進専門委員長によるCSR事業と認定制度の概況説明がそれぞれ行われました。

 その後各分科会討議を経て、それぞれ協議内容の発表があり、最後に、来年度の第61回年次大会を山梨県工組が主管し、今年7月5日に開催することで決定いたしました。

島村全印工連会長の講演 日暮地区協議会会長の挨拶


全体会議
(1)全印工連会長メッセージ「全印工連の目指す現況」

全印工連会長/島村 博之 氏

(3)全印工連事務局から事業概況説明

事務局次長/池尻 淳一 氏

(3)全印工連によるCSR事業と認定制度概況説明

全印工連CSR専門委員会委員長/池田 幸寛 氏

分科会

経営革新・マーケティング委員会

佐藤松雄

■報告事項

  1. 経営イノベーションの研究推進について
     平成23年に発行した冊子「印刷産業経営羅針盤」をより深く理解し活用するための新しいツールとして「印刷産業経営羅針盤ワークブック」(仮)の策定をタナベ経営協力のもと今年度中にコンテンツを作成し、組合支援セミナーとして来年度より実施予定。
     今回冊子は作成せず、コンテンツはエクセルデータで配布する。データには、経営書数値の入力やアンケートに答えることで自社の現状と課題を分析できるシートなど収録する予定。
     現行の「印刷産業経営羅針盤」セミナー・「一日版経営ドック」セミナーも未開催の工組は、是非開催を予定ください。
  2. マーケット創造(新市場創造)の研究について
     新市場創出に関しては講演等々の事例研究がおこなわれている。新たなソリューションを提供するための異業種コラボレーション支援も検討されており日本ソフトウェア産業協会の協力を得てIT産業とのマッチングも模索中である。
  3. 「平成24年度印刷業経営動向実態調査」の結果について
     平成24年7月に実施し、有効回答数は383社(モニター企業1775社)、前年から20社増、集計結果報告書は現在編集中で、3月発行予定です。

■意見・協議事項

  1. 経営羅針盤に対しての認識が不足している
  2. 一日版経営ドックセミナーは高すぎる
  3. セミナーは色々実施している大学の公開講座などで印刷以外の知識を身に付けるのも良い結果があるのではないか
  4. 工場見学や事業承継に関する取り組み又組合員より発表の経営取組事例セミナーなど実施された話が出された。
  5. 印刷業経営実態調査は企業の規模が平均60人くらいで全国の平均が20人の為、小から大までの集計数値が出るように改善してほしい。
環境・労務委員会

吉田和久

■報告事項

  1. 平成25年度組合支援セミナー
    「印刷業2013年の環境対策セミナー」について
  2. 第12回印刷産業環境優良工場表彰の申請協力について
  3. 科学物資の健康障害対策について
  4. 平成25年度グリーン購入法・調達判断基準の見直しについて
  5. GP認定工場の募集及びネットを活用したISO14001取得支援事業の参加募集について
  6. 平成24年度地域別最低賃金改定について

以上6事案について説明と意見交換が行われた。

■協議事項

 それぞれの報告内容に関しては当組合事務局に資料がございますのでご覧頂きたいと思います。ここでは特筆すべき事案についてのみ2点報告させて頂きます。

 一点目は化学物質の健康障害防止対策についてです。

 大阪の色校正会社で発生した胆管ガン問題に対し、近々労災認定との報告がありました。今後、当業界に対する注目度が増す事は容易に予測される所です。それぞれの企業がより一層の環境改善や洗浄剤等の使用状況において、各規則及び指針に対し十分な理解と対応を行い、業界の将来を時局に鑑みて遵法と安全に関し、さらなる努力が必要であると考えます。組合員の皆様におかれましては、決して他人ごとではなく、自分のこととした対応をお願い致します。

 二点目は、労務関連情報としてお伝えする「紙断裁業務に従事する人は、特別教育を受けなければ就業できない」という法律があるという事です。これは労働安全衛生法第59条第3項及び、労働安全衛生規則第36条に定められています。またナイフの交換作業も、特別教育を受けた者が行うと定められています。特別教育を行う講師の資格要件は特に定められていませんが、これを企業内で行う場合には、十分な知識と経験を有する人が行うことと定められています。まずは、それぞれの会社が採用されているメーカーに、教育内容の問い合わせをされることをお勧めします。

 以上2点についてご報告致します。

組織活性委員会

星野光治

■報告事項

  1. 24年度組合台帳調査の回収状況について
  2. 各共済制度の加入状況について
  3. 生命共済の状況確認について
  4. メールアドレス配信状況について
     アドレスは組合員からセキュリティー上、各県の事務局でまとめて(把握)全印工連→県→各社へ配信した方が良いのでは?という意見がありましたが、島村会長より情報を早く各社に伝えたいので極力直接、全印工連から配信したい。できるだけアドレス登録してほしいという依頼有。

■協議事項

(1)平成25年度地区毎の重点工組(候補)の選定について

  1. キャンペーン期間(平成25年9月1日〜26年3月31日まで/予定)
    ※ 工組の事情により、独自の期間を設定することは可
  2. キャンペーン対象制度(生命・設備・医療)
  3. 地区毎の重点工組(候補)の選定
    生命共済平成25年度重点工組…山梨、茨城、群馬の三県に決定
教育・研修委員会

清水道雄

■報告事項

(1)企業改革のための情報の提供について

  1. "ゼロ"から始める見える化セミナー(2地区1工組で実施)
    東印工組から3人+αの交通費。
    ・「"見える化"から始める収益改善セミナー」の「応用編?」
    ・3社とも個別ソフトで管理したものを発表(出来合いののソフト、オリジナルソフトなど)
  2. "見える化"から始める収益改善セミナー(9工組で実施)
    ・どんぶり勘定からの脱却
    ・各県工組から手を上げてほしい。
     費用は交通費(講師:東京、大阪、愛知+α)のみ。

(2)全印工連特別ライセンスプログラム事業の推進について

  1. 参加状況
    ・現在477社、契約数は4501本。
    ・各県でバラツキがある。
  2. テクニカルセミナーの開催
    ・年2回 東京、名古屋、大阪で開催。
    ・H25年は、東京が7/10、大阪が7/11、名古屋が7/12の予定。
    ・「全印工連特別ライセンスプログラム」の参加企業を対象に、アフターケアの一環として、実務者のフォロー・スキルアップのために開催。
  3. コンプライアンス認証制度
    ・アドビから認定証をもらう。
    ・メリット:古いMAC(OS9やOS10など)はライセンス数から除外できる。幾つあっても1本。CS2やCS3のバージョンアップは出来ない…買うしかない。
    毎年の更新で払えばOK…バージョンアップの費用は不要。

(3)技能五輪全国大会の開催に向けた活動推進について

  • 全国大会で優勝→世界大会へ。但し、全国大会に「オフセット種目」がない。
  • 現在、厚労省や職能協会に話しているが…課題が多い。
  • 「団体の総意は?」「継続性は?(毎回10人程度の参加はあるか?)」「公平性は?」
  • 地区予選→全国大会への手順決めを。
  • 会場に印刷機を?各県工組、機械メーカーなどの協力なくしては難しい。調整中。
  • 会場は持ち回り?…組合員企業の一部を借りて?
  • 試験は「4色+特色」…国家試験に準じたもの(印刷技能士の)
  • ロンドンでやった時は、菊四で印刷。
    ※各県工組の意向は?やりたい工組は?要望はあるのか?…調べること。金メダル受賞のイトウマキコさんを講師に?
CSR推進専門委員会

野﨑力夫

■報告事項

(1)CSRの普及・啓発の推進について

 現代社会において、企業が永続的に成長するためには、環境、安全、福祉など社会から求められる様々な要請に応えなければなりません。特に地域密着型の中小印刷業界においては、CSR(企業の社会的責任:Corporate Social Responsibilityの略)の取り組みは避けられないものであり、今後の企業の経営戦略そのものであるといえます。

 この観点から、全日本印刷工業組合連合会「CSR推進専門委員会」では、CSR啓発ビデオや冊子「戦略的CSRのご提案」を製作、組合支援セミナーを企画し、CSR周知啓発を図るとともに、CSR研究の第一人者である横浜市立大学の影山教授の監修のもと、企業規模・業態を問わず取り組みやすい中小印刷業版のCSR規格(「CSR取り組み項目チェックリスト」)を策定し、積極的にCSRに取り組み、地域社会に貢献する企業の成長・発展を支援する「全印工連CSR認定制度」を創設いたしました。

(2)CSR認定事業について

 全印工連CSR認定制度は、全印工連が定めたCSR規格(「CSR取り組み項目チェックリスト」)にもとづき、積極的にCSRに取り組む企業を認定する制度であり、CSRの取り組みの度合いに応じて、標準認定の「ワンスター認定」、上位認定の「ツースター認定(準備中)」、最上位認定の「スリースター認定(準備中)」の3種類です。

 ワンスター認定は全印工連CSR認定の標準認定であり、審査機関の横浜市立大学CSRセンターが書類審査を実施し、外部の有識者で構成する全印工連CSR認定委員会において認定します。認定取得後は2年毎に更新審査を行い、上位認定であるツースター認定(準備中)を取得することも可能です。

 全印工連CSR認定企業は、全印工連CSR認定マークを名刺や会社案内、ホームページ等に表示して積極的にCSRに取り組んでいることをアピールすることができる制度であり、このたび全印工連CSR認定制度の第1回ワンスター認定の募集(4月30日〆)を行う運びとなりましたので、貴工組所属の組合員企業様への周知方にご協力賜りますよう、お願いいたします。

官公需対策専門委員会

梶原宜教

■報告事項

  1. この協議会報告書は各県工組に頂きたいとの要望あり。全印工連 池尻次長へ要望する。
  2. 著作権の問題:印刷物の制作に使ったデータの全てを提出等著作権を無視した要望の仕事が増えてきている。これは一件一件、著作権の重要性を訴え続けることが大切。
  3. 最低制限価格制度導入に関しては、県庁にダイレクトに訴えるより回りの外郭団体などから徐々に採用を求めていくことが肝要。

■協議事項
官公需全般にて現状および提言等協議した

  1. 最低制限価格制度
     導入県:群馬、神奈川、埼玉、千葉の4県 制限価格の決め方は各県バラバラ
     また、最低制限価格制度が機能している県は神奈川、埼玉、千葉の3県
  2. 電子見積導入に実態
     今回参加県は全て導入されている。(栃木県は金額の大きい物のみ導入)
     新潟県では印刷技術センターを有し、印刷積算・技術等の窓口として機能している。しかし、県等からの積算相談とかは皆無。外郭団体(農協関係・市町村)は数件ある。
  3. 現在金額のダンピング状況
     千葉県は極端な安値、ついで茨城県もダンピングが激しい。栃木は無い。
     長野も少ないとの報告を以前受けている。神奈川は積算基準を県に渡し済み。(横浜は厳しい)
  4. 入札参加資格の条件について
     茨城県は県内への本社所在要件あり。山梨県は地元企業育成が県の方針のため地元優先。栃木県はかなり強く地元企業を優遇。
     茨城県は130万円以上の物件はHP上で誰でも入札可能。千葉県は100万円以上が入札。
     長野、栃木、群馬、山梨は指名入札あり。登録時設備要件あり。

■競り下げ入札に関して

 目下事例は一件も報告されていません。企業育成の観点より断固阻止の姿勢を取る。
 また、競り下げ方式は前提として最低制限価格制度の導入が十分条件である。

■著作権の問題

  1. 要望として全印工連+弁護士会等で著作権に関するガイドラインおよび事例集の作成を要望。島村会長・池尻次長へ報告時に要望した。
  2. 県の入札要件内のデータ吸い上げ依頼等には、その危険性を十分訴える必要があり、そのための材料が欲しい。

新潟県工組役員
◆3月定例会議事録

 冒頭に理事長から、国では大型補正予算を組んで景気回復を図っているがまだ地方まで回ってこないが、いろいろな経済対策が出されてきているので情報はこれからも組合員あてに伝えていきたいと思っている。本日これから予定している講演会は従前の手法から、「先進的な企業経営取組事例についての講演を組合員企業からお話しいただくこととしており、その後関連業懇談会となる。今年度の最後の事業であり、役員の皆さんのご協力をお願いする。との挨拶があった。

 その後、本日の日程等について事務局から説明があり、13時40分に終了した。


◆ 組合運営の動き(平成25年3月1日以降)
3月1日(金)
定例役員会
時間:12時30分〜
場所:ホテルオークラ新潟
出席者:堀理事長ほか22名
講演会
「先進的な企業経営取組事例アドバイス」セミナー

時間:14時00分〜
場所:ホテルオークラ新潟
講師 :(株)中央製版社長 小林 吾郎様
昭栄印刷(株)社長 坂井 雅之様
出席者:堀理事長ほか94名
第72回印刷・関連業懇談会
時間:16時10分〜
場所:ホテルオークラ新潟
出席者:堀理事長ほか76名
3月8日(金)
関東甲信越静地区印刷協議会下期定例会
時間:12時30分〜
場所:ハイデルベルグ・ジャパン(株)ビル6階
出席者:堀理事長ほか6名
3月23日(土)
(株)中央製版創立五十周年式典及び祝賀会
時間:17時00分〜
場所:ジオ・ワールドVIP グランドホール
出席者:堀理事長ほか1名
3月28日(木)
三役会議
時間:15時30分〜17時00分
場所:印刷会館
出席者:堀理事長ほか4名