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新潟印刷月報
平成25年度 関東甲信越静地区印刷協議会 第61回年次大会が甲府市で開催

 第61回年次大会が、山梨県印刷工業組合の主管により、7月5日世界遺産に沸く甲府市内の甲府富士屋ホテルを会場に150名が集い盛大に開催されました。「富士の国から印刷の底力を」というテーマが設定され、第一部での分科会と全体会議を通して各県工組の現状や、課題について情報交換を行いました。

 昼食を挟んでの分科会では理事長会のほか、4委員会(経営革新・マーケティング、環境・労働、組織活性、教育・研修)と2専門委員会(CSR、官公需対策)の6分科会に各県委員がそれぞれ分散し、また、全印工連からもオブザーバーとして参加いただいて各分科会のテーマ等について情報交換を活発に行いました。

 14時からの全体会議は、各県工組等から約120名の参加を得て開会され、佐野山梨県印工組理事長と全印工連島村会長の挨拶のあと、全印工連の生井専務理事から全印工連現況報告をしていただきました。また、その後理事長会及び各分科会での意見交換の内容について、それぞれの座長から発表があり第一部を終了いたしました。

 またその後行われた第2部記念式典と第3部の記念懇親会には多数の来賓をお迎えし盛大に開催されました。記念式典では日暮会長からの挨拶のほか、横内山梨県知事、宮島甲府市長などからの祝辞も頂いた後、次期開催県が神奈川県と決定し、神奈川県工組杉山理事長から歓迎する旨の挨拶があり、その後の懇親会では各県参加者が大いに情報交換を行しました。詳細は以下のとおりです。

新潟工組からの参加者


第61回年次大会スケジュール
第1部
(1) 理事長会・分科会
(2) 全体会議
・全印工連あいさつ
全日本印刷工業組合連合会/会長 島村 博之 様
(3) 事業概要説明
全日本印刷工業組合連合会/専務理事 生井 義三 様
(4) 理事長会・各分科会報告……別記報告

第2部 記念式典
開会挨拶
関東甲信越静地区印刷協議会
会長/日暮 秀一 様
来賓紹介と祝辞
山梨県知事/横内 正明 様
甲府市長/宮島 雅展 様
次期開催県決定とあいさつ
神奈川県印刷工業組合
理事長/杉山 昌行 様


分科会報告
経営革新・マーケティング委員会/佐藤松雄氏

【報告事項】

  1. 経営イノベーションの研究推進について
     前年に引き続き、冊子「印刷業経営羅針盤」の販売と、組合支援セミナー「印刷産業経営羅針盤セミナー」・「l日版経営ドッグセミナー」の運営を行います。
     また、新たに「印制産業経営羅針盤実践ツールセミナー」を企画しました。内容は、「印刷経営経羅針盤セミナー」と「1日版経営ドッグセミナー」の中間に位置するセミナーとして、自社の経営諸数値と実績を基に利益計画を検討し、損益計算をできる「実践ツール」の利用方法を解説します。
  2. マーケット創造(新市場創造)の研究について
     昨年に引き続き、マーケット創造に関する講演・ディスカッションによる事例研究を東印工組経営革新・マーケティング委員会内で行う他、一般社団法人日本ソフトウェア産業協会と提携し、他産業の最新のビジネスモデルを研究します。
  3. 「平成25年度印刷業経営動向実態調査」の検討および実施について
     本年度はインターネット上での回答による調査を実施する予定です。
     例年7月頃に実施しておりますが、本年度は新しい調査システムが完成次第の実施となります。

【意見・協議事項】
1.経営羅針盤に対しての認織が不足している。
2.1日版経営ドッグセミナーは高い、効果が見えない。
3.コンサルティングを入れて実施したが効果が見えなかった。
4.国・県の補助金を活用して他のセミナーは実施している。

【その他】
 新潟県工組では、先進的な企業経営取組事例として我が社の業態変革を実施して事例集を作成した。
 各県工組でも実施していただき、実例を共有化できればより業態変革を進められるのでないか。



環境・労務委員会/吉田和久氏
【議事の内容】
  1. 化学物質の健康障害防止対策について
  2. 平成25年度組合支援セミナー/環境・労務セミナーの周知について
  3. 日印産連「オフセット印刷サービス」グリーン基準の一部改定の周知について
  4. 環境省プレミアム基準策定ガイドラインについて
  5. GP認定工場の募集及びインターネットを活用したISO14001取得支援事業の参加募集について
  6. 労働関係法令の改定(平成25年4月1日施工)について

 以上6テーマについて、説明と話し合いが行われた。

 それぞれのテーマに対する資料等は、当組合事務局で管理しておりますので、お問合せいただきたいと思います。

 なお、今回の会議において特に留意すべきテーマは(1)と(4)であったと考えますので補足説明を致します。

 (1)の化学物質の健康障害防止対策については、昨年の胆管ガン問題が発生して以来、それぞれの事業所内において、洗浄または払拭の業務の際に化学物質の暴露防止及び健康被害対策の強化とその充実を図るために、普段使用する薬品の危険性や有害性に対し取扱い上、注意すべき点を明確化するために環境労務委員会では、インキ工業連合会が作成した「安全データシートの簡単な見方」という資料の活用を提唱しておりますので、ご一読いただきたいと存じます。

 (4)の環境省プレミアム基準策定ガイドラインについては、同省が平成25年3月に策定し市場の更なるグリーン化に向け、より高い環境性能に基づく物品等を率先的に調達することが望ましいとしています。さらに役務に係るプレミアム基準の設定方法では、印刷物そのものに関わる基準とは異なり、本ガイドラインは事業者を選定する基準であることから、当該事業者が行っている環境配慮への取り組みを評価することが必要であるとしています。さらに役務の基準設定については、印刷工程全般にわたる環境配慮への取り組みを評価し、これに該当する会社として、GP認定制度の認定工場(事業所)であることが考慮すべき事項の上位を占めています。

 今後、国等によるこうした基準策定の取り組みが、地方公共団体や民間部門へ波及していくことも重要であり、物品等を調達する場合にあっても本ガイドラインを活用し、その取り組みを推進することが期待されるとしています。

 このような状況から、GP認定工場の取得が事業継続の観点からも益々重要度を増すとの考えから、現在、東印工組が実施するGP認定取得の前段階と位置付けた「環境推進工場登録」講習を、当工組(新潟県印刷工業組合)でもおこなうべきと考えています。

 この件に関しましては当委員会で検討し結論を出したいと思います。



組織活性委員会/星野光治氏
【議事の内容】
  1. 各県組合員の増減動向
     協議するも減り方についての話し合いに終始
  2. 行政からの情報キャッチについて(全印工連の黒沢常務より)
     行政と全印工連のパイプ強化を模索中。
     早い段階での行政情報察知に努め、情報(例えば施行される各種補助金の情報)の遅れを避け組合の意義を高めたい。
  3. 共済への取り組みについて
     組合は賦課金頼みでは立ち行かなくなる故、収益事業としてより一層の共済制度への取り組みを望みたい。
    ・ その方法として 例:勤続××年以上の人の加入など社員全員でなくても良いので加入をできるだけ促す。
    ・ 特に生命共済は全印工組のスケールメリットが出せるので、再度組合員へのアピールを望みたい。
    ・ 商品の説明は保険会社に積極的に協力を要請してもらいたい。
    ・ 特に今年から保険の競争の激化が予想されるので理事役員も保険を今まで以上に勉強してもらいたい。
  4. 組合メール利用について
     5400社以上の企業が1つの組合でアンケートに答えるのは経済産業省からも社数の多い面で評価も高く、同省へ工組としてアピールできる。是非、各種アンケートなどに協力を!との事


教育・研修委員会/清水道雄氏

【報告事項】

  1. 企業改革のための情報提供
    …「見える化から始める収益改善」
     →概論篇「ゼロから始める見える化」
     →実践篇1となる旨を報告。
  2. 全印工連特別ライセンスプログラム事業の推進
    (1) 認証制度事業の企画・実施
     … 全印工連でCSRを推進する中、コンプライアンスの観点から必要と報告。
    (2) Creative Clowd への移行と連絡
     … 6月にアドビがCCに全面移行。特別ライセンス参加企業が不利益にならないことを報告。
  3. Webポータルシステム研究部会の事業推進
     …Webを使った入稿・校正について研究。
  4. 技能五輪全国大会の開催に向けた各工組の意向確認
     …各県工組にアンケートを送付。

【意見情報交換】

  • 「 見える化から始める収益改善」セミナーについて
    神奈川県、新潟県両工組が11月に開催するとのこと。
    佐竹委員長一人だとコストも安くあがるので良いとの意見あり。
  • アドビのCSが、今後CCに全面移行することについて
    各県工組より、不安・不満の声が多く寄せられた。
    例えば、古いソフトの扱い、バージョンアップができないのでは困る。
    CCと契約すると、古いバージョンは使えるのか? CCではソフト毎の個別契約(たとえばフォトショップだけ)ができないのか? 全てのソフトは使わない。etc.
  • 技能五輪でのオフセット印刷競技の開催に向けて
    現在のオフセット印刷作業技能検定を、技能五輪の予選も兼ねる案に対して、「総論賛成、各論反対」の感が否めなかった。
    前期開催を後期開催にできるのか?
    予選や本選で、何日も機械を提供できない。 etc.


CSR推進専門委員会/野﨑力夫

【報告事項】

  1. CSRの普及・啓発の推進について
     現代社会において、企業が持続的に成長するためには、コンプライアンス、環境、品質、情報セキュリティ、社会貢献などCSR(企業の社会的責任)にもとづく経営が求められ、特に地域密着型の中小印刷業界においては、地域経済の活性化に貢献する地域を意識したCSRは、経営戦略そのものであるといわれます。この観点から、全印工連では、地域社会から必要とされる魅力ある印刷会社になるために、業態変革やソリューション・プロバイダーの前提条件としてCSRを位置づけ、昨年9月に発刊したCSR入門テキスト「戦略的CSRのご提案」の改訂、組合支援CSRセミナーの開催協力及び、CSR認定制度説明会の開催支援など、CSRの一層の普及・啓発に取り組みます。
  2. 全印工連CSR認定事業の推進についてて
     組合員企業がCSRに取り組むきっかけとして創設した「全印工連CSR認定制度」について、本年度は、標準認定であるワンスター認定の普及拡大を図るとともに、上位認定であるツースター認定及び最上位認定であるスリースター認定の制度化に取り組み、積極的にCSRを実践する企業の成長・発展を支援します。
     また、全印工連CSR認定を判定する外部の有識者で構成する「全印工連CSR認定委員会」における助言をもとに、全印工連CSR認定の取り組み項目である「CSR取り組み項目チェックリスト」の基準の見直しを適宜行うとともに、CSR認定に関する疑問や質問に対応するQ&A事例を蓄積するなど、認定事業の基盤整備を図ります。


〈平成25年度全印工連CSR認定スケジュール〉
募集回数 募集期間 認定登録
第1回ワンスター認定 2013年2月〜4月 2013年6月
第2回ワンスター認定 2013年5月〜7月 2013年9月
第3回ワンスター認定 2013年8月〜10月 2013年12月
第4回ワンスター認定 2013年11月〜2014年1月 2014年3月


3.全印工連CSR認定制度の周知活動について

 全印工連CSR認定制度の業界内外の認知度を高めるため、全印工連ホームページや業界紙、一般紙、経営情報誌、環境・CSR専門誌など各媒体を通じて全印工連CSR認定企業及び全印工連CSR認定制度の情報を発信し、広く周知を図ります。

*第1回CSR認定制度で40社が認定されました。
 その内、関東甲信越静地区では6社が決定。



官公需対策専門委員会/梶原宜教氏

1.最低制限価格制度の導入について

  1. 山口県庁で今年1月に導入され、本制度導入は1道17県となった。
     関ブロ10県では最低制限価格制度の導入は群馬、神奈川、静岡、埼玉で導入。他県は未だ理解なし
  2. 導入の活動事例として、県議会議員の中小企業支援連名に建築設計等他団体と共同で要望書提出。

2.入札参加資格(設備を保有していない企業の排除)

  1. 登録申請の際に設備状況の記入欄を設け記入確認させる。
  2. 償却資産台帳のコピーを付けさせる。
  3. 県職員の工場設備保有状況の調査確認を要請する。

3.著作権等の問題点

  1. 「すべての権利は県に帰属する」としう契約内容が問題で、PDF、イラストレーターなどの元データーまで納品を求められた。
  2. 例外として、島根県、埼玉県、兵庫県の考えとして、「知的財産権は当該企画提案者に帰属する」との考えを示している県もある。
  3. 著作権等を企業側に残すためのマニュアル作成について全印工連宛ての要望としたい。


紙断裁機作業者特別教育研修を開催

 紙断裁機に従事する人は、労働安全衛生法第59条第3項において、その業務に関する安全のための特別教育を実施しなければならないことが義務付けられておりますことから、このたび、新発田労働基準協会のご支援をいただき、去る7月20日(土)に新潟県印刷会館において標記特別教育研修を実施いたしました。

 研修には予想を遥かに超える50社92名の参加者があり、会場は満席の状況となりました。午前9時に吉田環境・労務委員長から、今回の特別教育研修の開催趣旨も含めた開講の挨拶があったあと、新発田基準協会の阿彦・高野両講師からカリキュラムに沿って午後5時30分までの長時間にわたり講義があり、昼食を挟んで正味8時間の特別教育を無事終了いたしました。

 なお、受講生には新発田労働基準協会から特別教育修了証が8月中旬にはそれぞれの受講生に交付されることになっております。

 今回の断裁機作業者特別教育は、労働安全衛生法では作業従事者は、すべての者が特別教育を行う義務があることから、当工組では次年度も引き続いて実施していくことにしたいと思っています。

 特別教育研修日程は次のとおり

吉田環境労務委員長 開講の挨拶 受講風景


「断裁機作業者の特別教育」日程表
会場:新潟県印刷会館
時 間 科 目 範 囲 講 師
8:40〜9:00 受   付
9:00〜10:00 関係法令 労働安全衛生法、労働安全衛生施行令、労働安全衛生規則 阿彦講師
(協会事務局長)
10:00〜12:00 断裁機の安全装置に関する知識 断裁機の安全装置又は安全囲いの種類及び構造 高野講師
樺メ井製作所
(技術相談役)
12:00〜12:50 昼食・休憩
12:50〜14:50 断裁機による作業に関する知識 断裁機作業者の機械取扱い上の留意点と裁断作業 高野講師
14:50〜17:50 断裁機の安全装置、安全囲いの点検、取付け、調整等に関する知識 断裁機の刃部、安全装置及び安全囲いの点検、取付け、取外し及び調整

 

会場:各企業
時 間 科 目 範 囲 講 師
2時間 実技講習 断裁機の刃部、安全装置若しくは安全囲いの点検、取付け、取り外し及び調整 各企業又は組合

 

◆7月定例役員会議事録

 理事長から、早くも今年も半年が過ぎた。6月には新メンバーによる各委員会が開催され、それぞれ今年の方向についてご検討いただいたところで、セミナー中心で各事業が進められており、さらに新たな研修として断裁機特別教育研修が予定されている。このような活動に対し感謝したい。

 アベノミクスの景気効果はまだ感じられないが、各企業の決算状況では少しは反映されているようであり少しは上向いてきていると感じられる。

 印刷業界でも用紙の値上げ情報が出され、現在用紙アンケート調査が行われているが、これは、紙商の値上げ要請の実態把握を行い、その事実を確認して、エンドユーザーの意見として国への働きかけの一助とするものであることから全面的なご協力をお願いする。

 さて、当工組の創立60周年は来年に迫ったが、その記念事業等の対応を8月には固める必要がある。組織的な面も含め決定して準備を行っていく必要があるので役員のご協力をお願いする。との挨拶があった。

●連絡事項として
(1)平成25年度各委員会の開催状況について ……月報7月号で掲載済み
(2)平成25年度組合研修実施計画案について
(3)紙断裁機取扱者特別教育研修の開催内容について
(4)印刷用紙アンケート調査について説明し、16時30分閉会した。


◆ 組合運営の動き(平成25年7月1日以降)
7月1日(月)
定例役員会
時間:15時30分〜17時00分
場所:新潟県印刷会館
出席者:堀理事長ほか 19名
7月5日(金)
関東甲信越静地区印刷協議会 第61回年次大会
場所:甲府富士屋ホテル
出席者:堀理事長ほか 6名

1.理事長会 分科会
 時間:12時00分〜13時40分
2.全体会議
 時間:14時00分〜15時40分
3.記念式典
 時間:16時00分〜17時00分
7月6日(土)
DTPエキスパート認証試験対策講座 第2回 講習
時間:10時00分〜17時00分
場所:新潟テクノスクール
出席者:35名
7月13日(土)
(株)第一印刷所 創立七十周年記念式典
時間:16時00分〜
場所:ホテルオークラ新潟
出席者:野﨑副理事長
7月20日(土)
紙断裁機特別教育研修
時間:9時00分〜18時00分
場所:新潟県印刷会館
講師:新発田労働基準協会
出席者:100名
DTPエキスパート認証試験対策講座 第3回 講習
時間:10時00分〜17時00分
場所:新潟テクノスクール
出席者:35名
クロスメディアエキスパート認証試験対策講座 2日目
時間:10時00分〜17時00分
場所:新潟テクノスクール
出席者:35名
7月24日(水)
厚生年金基金説明会
時間:15時30分〜17時00分
場所:新潟県印刷会館
出席者:45名
7月27日(土)
DTPエキスパート認証試験対策講座 第4回 講習
時間:10時00分〜17時00分
場所:新潟テクノスクール
出席者:35名