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新潟印刷月報
第76回 印刷・関連業懇談会開催さる

 印刷企業と関連企業との情報・意見交換の場として、恒例となっている第76回印刷・関連業懇談会が9月1日(火)新潟市のホテルオークラ新潟において印刷業から堀理事長をはじめ43名が、また関連業から47名の出席により盛会に開催されました。

 午後2時から開催した講演会には、組合企業の先進的な企業経営取組事例アドバイスセミナーとして(株)ウィザップ社長の高橋陽子様から実践的な取組事例についてご講演を頂きました。続いて、9月11日から東京ビックサイトで開催される「IGAS2015」に出展される印刷機械メーカー4社の方から各企業の見どころについて説明を頂きました。

 また、午後4時10分からは、印刷・関連業懇談会が野ア副理事長の司会で進められ、堀理事長の挨拶に続いて当組合の各委員長及び団体から今年度上期の活動状況について説明がありました。次に紙、印刷機械、インキ、プリプレス、印刷機材業界の4業種の代表の方から各業界の現状について説明が行われ、質疑応答を行い午後5時10分佐藤副理事長の閉会の挨拶で終了となりました。

 そのあと懇親会場に席を移し堀理事長の挨拶に続いて洋紙懇話会会長の(株)石井商店の石井智裕様の乾杯で開宴、終始和やかなうちに午後7時過ぎ閉会いたしました。

先進的な企業経営取組事例アドバイスセミナー
講演 高橋陽子様
1.開会のあいさつ

新潟県印刷工業組合/理事長 堀 一

 皆様、本日は大変お忙しいところをお集りいただき有難うございます。

 平素は、皆々様から当工組に対して、ひとかたならぬご協力とご理解を頂戴しておりますことに、深く感謝を申し上げます。

 今日は9月1日ということで、『二百十日』でありますとか、『防災の日』とも言われております。

 新潟県は、ご存知の様に非常に大きな地震が2つあったことは記憶に新しいところであります。そのため、特に防災に対する関心は高いものがございます。

 また、国内では3.11東日本大震災という大きな災害が発生しましたが、4年以上経過しても未だ復興途上でありますし、非常に難しい課題を抱えています。

 経済環境に関しては決してデフレという言葉が完全に消えた訳ではないのが現状であろうと思います。

 今月はIGAS2015(国際総合印刷機材展2015)が開催されるということで、私を含めて非常に楽しみにしております。

 これからの印刷の方向性や我々がこれからどういうやり方で経営をやっていけば、より付加価値の高い社会貢献ができるかを考えながら進めて参りたいと思います。

 今日は懇談会ということで、これからの方向性や、我々にとっては関連業の皆さんとの切っても切れない関係の中で、より付加価値の高い仕事には、どのような資・機材を提供して頂くのが良いのか、私共を陰で支えて頂ける部分、引っ張って頂ける部分など、相乗効果をいかに発揮するかについて意見を交換できればと思います。

 当工組も、我々の進むべき道、進むべき方向性について皆さんにお話しをし、ご理解をより深めて行こうと考えております。

 今日は非常に欲張った会で、この懇談会の前には、マーケティングの佐藤委員長から企画していただいた、組合会員から業態変革や実践を通じてのお話しをして頂き、引き続きIGAS2015目前ということで、その見どころについて出展される企業の方からご紹介いただいたというものです。

 そして、一番大事なこの懇談会につながっています。これに続いての懇親会という流れになり、いろんな意味でコミュニケーションを強化して参りたいと思います。

 ところで、皆さんお手元の資料の事業計画は、一つひとつの『柱』となっておりますが、それに添った現在までの活動報告と、それによってどういう効果が出ているか、或いは出そうとしているかなどについて、これから当工組の委員長からご報告を申し上げたいと思っております。

 その中で、皆様へのご要望も出てくるかもしれませんが、一つの要望として、前向きにお受け止めいただければ幸いに存じます。

 事業計画につきましては、この資料にあります様に、それぞれの『柱』が先行しておりまして、カッコして担当委員会が記載してあります。通常ですと、各委員会としての目標が記されているのですが、委員会より中身を重視した結果、このような柱で、我が委員会は進めているんですというメッセージを込めています。

 そして、その『柱』に対して、それぞれの項目を記載していますことをご理解頂きたいと思います。

 当工組のこれだけあります委員会の中にあって、これまでも何回も申し上げていますが、重点目標は人材育成です。

 いかに技術が進歩したり、或いはいろんなカタチで世の中が変わっても、私は印刷を通じて地域社会に貢献していくというものは、伝統的なものだと考えています。

 丁度今年の春、皆さんにご報告をしたことのメインが、当工組の60周年だったのです。

 この60周年という歴史をベースに、次はどういう方向にステップアップをしていくのか、皆さんと共にいろんなカタチで業界貢献を、或いは社会貢献をしたら良いのか、我々は特に地域という非常に密着度の強い所の中で(いま、地方創生という言葉で叫ばれておりますけれども)印刷を通じての情報提供であったり、いろんな文化の発信の源(みなもと)こそが我々の生業である、ということを踏まえ各委員会の『柱』は組み立てられております。

 そうした中で、一番大切なことは、いろんな技術を駆使したり、いろんな人と人がつながって行く、これも人の力でやっているということを重点的に進めて行きたいと思っております。

 そのためには、一つの目標として、資格取得があります。ご案内の様に、国家検定という制度があります。

 これには、一級技能士が厚生労働大臣の認定でありますし、二級技能士は新潟県知事(各都道府県知事)が認定をするというものです。

 ひとつの資格ですので、この資格取得を我々業界としても推し進めて行く必要がありますし、地域の皆さんや日本の国民にも、このような技能検定があることを伝えることが大事ですし、取得することで、個人としてのプライドにもつながって行きます。

 こうした人材が、これからの印刷業界を背負って行くに相応しい人であると思います。

 このようなことに力を入れ、重点的に進めておりますことをご報告をし、ご理解を頂きたいと思います。

 もう既に9月、2カ月用のカレンダーでしたら4枚無いわけで、今年の3分の2が終わったことになるんです。お盆を過ぎてから、気温も下がったような気が致します。

 私は、そろそろ夏の疲れが出る頃だと思い、それに負けずに元気を出そうと、このあとの懇親会でも皆さんと共に元気の回復に努めて参りたいと思いますので、ぜひ最後まで、お時間の許す限りお付き合いいただきたいと思います。

 最後になりますが、皆々様各社の益々のご発展と、この会場の皆様のご健勝を祈念致しまして、開会の言葉にかえさせて頂きます。

 本日は大変有難うございました。

堀理事長の挨拶
2.懇談
(1)新潟県印刷工業組合の27年度上期の活動現況等について

 各委員会、製本部会・印刷営業部会・新世会より上期の活動現況が報告された。

(2)印刷関連業界の上期の業況と課題及び今後の方向性について

紙業界の概況について

(株)石井商店 石井 智裕

印刷機械業界(市場動向)

(株)小森コーポレーション 新潟出張所長 市川 貴浩

印刷インキの出荷動向とグリーンマーク制度について

東洋インキグラフィックス(株) 新潟営業所 野口 尚男

プリプレス・印刷機材業界の現況について

富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(株) 東京支社営業二部 鬼山 信夫

懇談会風景
第76回 講演会・関連業懇談会等出席者名簿
日時/平成27年9月1日(火)  会場/ホテルオークラ新潟
(順不同・敬称略)
印 刷 業 関 連 業
1 (株)あけぼの 永井輝雄 1 (株)石井商店 石井智裕
2 あけぼの印刷団地事業(協) 佐久間優一 2 菅井 保
3 (株)ウィザップ 高橋陽子 3 伊藤鉄工(株) 伊藤浩一
4 (株)小林印刷所 小林則夫 4 FFGSプリントサプライ(株) 礒ア光広
5 (有)三興印刷 田村浩幸 5 大森晃
6 (株)ジョーメイ 加藤丈明 6 五十嵐克之
7 (株)第一印刷所 堀 一 7 後藤 修
8 小出博信 8 高野素巳
9 阿部正喜 9 青海雄啓
10 (株)第一製品流通 上野鉄夫 10 (株)KAMIOL 近藤正平
11 (株)太陽印刷所 桜井克次 11 清田修也
12 (株)タカヨシ 中野俊明 12 青木和人
13 (有)中川シール印刷 中川利明 13 (株)木戸製本所 木戸敏雄
14 (株)新潟印刷 水野一幸 14 コダック合同会社 馬場大介
15 野崎印刷(株) 野ア力夫 15 コニカミノルタNC(株) 吉田聡
16 (株)博進堂 清水美知夫 16 長谷川健
17 (株)プレスメディア 柳沢 茂 17 森晋一郎
18 (株)文久堂 早川幸司 18 (株)小森コーポレーション 市川貴浩
19 渡良印刷(株) 渡辺良平 19 (株)桜井グラフィックシステムズ 黒木健一
20 (株)吉田印刷所 吉田和久 20 設楽印刷機材 設楽剛史
21 (株)佐渡中央印刷所 城鳥幸弘 21 誠伸商事(株) 小澤真一
22 (株)エンジュ 斉藤 節 22 皆川春男
23 斎藤純一 23 セキモト(株) 関本浩司
24 島津印刷(株) 島津延明 24 倉田一美
25 昭栄印刷(株) 坂井雅之 25 田村紙商事(株) 田村淑文
26 (株)須貝印刷 須貝嘉勝 26 岡村雄一
27 三条印刷(株) 渋谷政道 27 五十嵐徹
28 大和写工印刷(株) 渡辺邦宏 28 (株)田村商店 土田 勝
29 中越印刷(株) 田中範之 29 林 孝好
30 (株)中央製版 小林吾郎 30 山田一洋
31 (株)トキワ印刷 早川滝徳 31 (株)T&K TOKA 東京北支店 長 正晃
32 西巻印刷(株) 西巻一彦 32 DICグラフィックス(株) 中野芳彦
33 富士印刷(株) 星野里美 33 東洋インキグラフィックス(株) 野口尚男
34 (株)ほしゆう 星野光治 34 伊原栄介
35 高速印刷(株) 米山秀彦 35 権田貴志
36 安達義光 36 日経マシナリー(株) 河上茂雄
37 (株)中央印刷 山内芳次 37 日本アグフア・ゲバルト(株) 堀川恭三
38 北越印刷(株) 佐藤松雄 38 ハイデルベルグ・ジャパン(株) 中嶋雅是
39 高山宏明 39 富士フイルムグローバル
グラフィックシステムズ(株)
鬼山信夫
40 (有)めぐみ工房 丸山恵慈 40 真下 勇
41 (株)位下印刷 位下寿生 41 宮川ローラー(株) 宮川忠貴
42 理事 梶原宜教 42 (株)ムトウユニパック 竹之内耕栄
43 事務局 野瀬 敏 43 (株)メディアテクノロジー
ジャパン
鍔本浩行
      44 (株)山忠 山内晴夫
      45 遠藤孝一
      46 (株)ヤマトヤ商会 本間智成
      47 リョービMHIグラフィック
テクノロジー(株)
北垣暁弘
マイナンバー制度解説セミナーを開催

 10月中旬から個人番号の通知が始まることから、日本印刷産業連合会プライバシーマーク審査センター審査業務グループ長の清山曜二様を講師に迎え9月3日(木)に新潟テクノスクールで開催されました。

 マイナンバー制度への企業の対応方法などについて解りやすく説明して頂き、また、質疑応答では多くの質問が出され、解りやすく丁寧な回答をして頂きました。

○マイナンバー制度の対応準備

1 対応事務の洗い出し

(1) マイナンバーの記載が必要な書類の確認

 ・給与所得の源泉徴収票、支払調書等の税務関係書類

 ・健康保険・厚生年金保険、雇用保険関係書類

(2) マイナンバー収集対象者の洗い出し

 ・従業員等(従業員に加えて、役員やパート、アルバイトを含む)とその扶養家族

 ・報酬(執筆者謝礼、カメラマン、デザイナー等)の支払い

 ・不動産使用料の支払先

 ・配当等の支払先

2 対応方針の検討

(1) 組織体制の整備(特定個人情報事務取扱担当者、収集担当者の任命)

(2) 社内規定の見直し

(3) 担当部門・担当者の明確化等

(4) 身元(実在)確認・番号確認方法に係る検討、明確化

(5) 物理的安全管理措置の検討(区域管理、漏えい防止等)

(6) 収集スケジュールの策定

3 マイナンバー収集対象者への周知

(1) 取得までのスケジュールの提示(収集開始時期等の確定)

(2) 教育・研修

(3) 利用目的の確定・提示

4 関連システムの改修

(1) 人事給与システム

(2) 健康保険組合システム

5 委託・再委託先の監督

(1) 委託先の選定

(2) 必要かつ適切な監督を行うための契約の締結(取扱状況を把握する方法を含む)

6 法人番号について

法人にも1法人1つの13ケタの番号が指定され、本年10月以降、国税庁から登記上の本店所在地宛てに法人番号を通知(法人の支店・事業所等や個人事業者には指定されない)。法人番号は広く公表され、マイナンバー(個人番号)と異なり、官民問わず、自由に利用可能。

セミナー風景
委員会だより 環境・労務委員会開催さる

 今年度の紙断裁機従事のための特別教育の参加状況と今後の対応、また7月3日に行われた関ブロ協議会における環境・労務委員会での協議事項について情報交換を行うため9月16日(水)に印刷会館で吉田委員長の他6名の委員の出席を得て開催されました。

 紙断裁機従事のための特別教育の参加者は年々減少しているものの、特別教育を行うことは企業としての義務であり今後も続けていくことや各ブロ協議会における全印工連や各県の取組状況が報告され、GP認定制度オフセット印刷工場の有機溶剤管理について活発な意見交換が行われました。

 また、労働安全衛生法が改正され、従業員50名以上の事業所に対して「ストレスチェック」が義務づけられることから制度に関する情報提供を行っていくことになりました。

◆9月定例役員会議事録

 理事長から、本日の業者懇談会の出席者は昨年並みとのことであるが、特にここのところ講演会への出席が多い。講師の魅力とともに印刷道の流れの中で実践し成果をあげている証であり、頼もしく思っている。また、特別企画としてまもなく開催される「IGAS2015」に出展する企業からの講演では技術力が大きく進歩する中、今後の傾向というものが見どころとなる。

 その後の懇談会でも当工組の方向性について関連業の皆様からご理解、ご協力を頂く意味でしっかりと説明願いたい。年2回このような会を開催しているのは新潟県だけであり、これだけのコミュニケーションが図れる場として大切にしていきたい。との挨拶のあと、事務連絡を行い13時30分閉会した。


◆ 組合運営の動き(平成27年9月1日以降)