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新潟印刷月報
第77回 印刷・関連業懇談会開催さる

 恒例となっている第77回印刷・関連業懇談会が3月1日(火)新潟市のホテルオークラ新潟で開催され印刷業から堀理事長をはじめ40名が、また、関連業から30名が出席されました。

 また、懇談会の前に開催された講演会には「先進的な企業経営取組事例アドバイスセミナー」として当工組組合企業の(株)新潟印刷取締役 水野秀一氏と(株)ジョーメイ常務取締役 加藤祐哉氏のお二人からご講演を頂き、90名余の多くの方が参加されました。

 講演終了後、印刷・関連業懇談会が野ア副理事長の司会で進められ、堀理事長の挨拶に続いて当組合の各委員長及び団体からそれぞれの1年間の活動状況について説明があり、そのあと紙・印刷機械・インキ・プリプレス・印刷機材業界の関連企業4業種の代表の方から各業界の現況について説明が行われ、質疑応答の後、午後5時10分に星野副理事長の閉会挨拶で終了となりました。

 次いで懇親会場に席を移し、堀理事長の挨拶に続いて洋紙懇話会代表として(株)石井商店 石井智裕様の乾杯で開宴し、盛会の中午後7時過ぎ閉会いたしました。

講演 水野秀一 氏 講演 加藤祐哉 氏


開会のあいさつ

新潟県印刷工業組合/理事長 堀  一

 この関連業懇談会は毎年2回ずつ開催しており、お陰様で77回という回を重ねることができ大変ありがたいと思っています。

 私は、若手が成長しない或いは若手が定着しない業界は生き残れない。そうならないよう後継者を育てビジネスを継続し、業界を活性化させることが重要と思っています。

 全印工連の組合員数が一番多いとき12,000社を超えていたが、今は6,000社を切っている。業界全体のパイは小さくなり業者数も減少している中、1社当たりの付加価値額は増えている。この付加価値額を伸ばすために各社がどれだけ苦労をなされたのか時代の変化に対応するためどのような業態変革を目指したのかを考えて頂きたい。

 先ほどの講演会で講師を務めた2つの会社もしっかりとした方向性を持っている。あるいはそういう方向性を目指そうと言う話であったので非常に頼もしく感じました。

 今年、経産省が特に強く打ち出しているのが地方創生・活性化である。そのために我々はどのような手法を使ってどのような形で提供していくか。経産省はIOT、ビックデータ、ICTの活用という話をしている。特に我々の業界は地域密着型であり、お客様との接点が大きい。そのようなとき社会全体がこれからどう変わっていくか。このことは注視していく必要があると感じています。

 社会が変化すると商慣例も変わってきます。出版に関しても日販やトーハンというチャンネルだけでなくなり、ネットでも手に入れることができるようになった。物を買うにも卸、仲卸、店舗といった流通の仕組みが変わり、決済方法も電子マネーの登場で変化してきている。企業としての生き方はこれからもっと劇的に変わってくる。

 私は常にビジネスは徹底デジタルで、顧客との接点は徹底アナログで対応することが大切と考えています。

 印刷物と情報機器との連携など情報産業やマーケティングオートメーションとして情報提供のあり方などについて、若い人は組合の講習会や研究会の中で勉強している。

 先ほどの講演会の話を聞いて若い人達はどんどんデジタルで仕事をする或いはそういった方向へ向かっている。二人の共通しているのは、「人が仕事をしている。また相手も人間である。」このことをしっかりと受け止めていることである。大拍手を送りたい。

 印刷から情報産業への変革のため、印刷道として6つの道を示した

 ・地域活性プロモーター
 ・特定機能プロバイダー
 ・特待業界スペシャリスト
 ・メディアプロダクトメーカー
 ・パーソナルメディアショップ

 そして一番大事な印刷製造スペシャリスト。

 我々の強みは物が作れるということである。印刷は版式を指定していない印刷物も紙でなくても良いそれだけ我々の仕事は幅が広く奥行きも深くなった。昔は原稿もらって印刷・製本すれば良かったのが、ワンストップで印刷だけでは表現できない部分も担うことにより奥行きも幅も広がった。先ほどの出荷額など減少している中、付加価値額が増えているという話に繋がっていく。また、県工組も県単位で見ると同じデータが出ます。そういう意味で皆さんも我々との接点としていただければ幸いと思います。

 まもなく27年度が終了しますが今年一番大事にしてきたことは人材育成事業であります。これからのいろいろな技術や、社会変化に対応し適正に発信ができるか。いかに継続していくか。これは一番大事にしたい部分であります。

 その裏付けとなるのが資格取得なのです。技能検定をはじめUCDAなどいろんな資格取得を確実にやっていく。そうしたお手伝いを当工組では一番力をいれて行っているとご理解いただきたい。

 このあと、当工組の委員会で重点的に取り組んでいる事業を各委員会長から発表していただきます。

 また、一つお願いがあります。パンフレットを配布しておりますが第64回関東甲信越静地区印刷協議会の年次大会が新潟県が主管となり、今年の7月8日〜9日このホテルで開催します。皆さんからのお力添えをお願いしたい。後日それぞれお願いさせていただきますのでご協力頂ければ幸いです。

 昨年、メディアシップの広場で開催した60周年記念事業の「みんなのINSATSU」では予想を上回る2日間で延べ8,000人が入場しました。自分で物を創る、ただの便利さとは違う印刷の良さをご理解いただいたと思っています。それをこれからの事業にと受け止めていきます。

 懇親会もありますので是非様々な意見を頂きたい。

 それが77回も続いている基礎と思っているのでよろしくお願いします。

堀理事長の挨拶


◎新潟県印刷工業組合の現況について
■平成27年度事業の現況報告
1.総務・広報委員会

(1)広報活動の推進
(2)印刷月間における意識啓発事業
(3)行政機関等の実施する事業への協力

2.官公需対策委員会

 新潟県印刷技術センターの運営

3.教育・研修委員会

(1)DTPエキスパート認証試験対策講座・及び認証本試験の実施
(2)クロスメディアエキスパート認証試験対策講座及び認証本試験の実施
(3)個人番号(マイナンバー)制度の解説セミナーの実施

4.経営革新・マーケティング委員会

(1)研修会等の実施
 @「先進的な企業経営取組事例アドバイス」セミナー
 A「ソリューション・プロバイダーヘのステップアップガイド」セミナー
 B税務・金融研修
(2)関連業者との意見交換会
(3)年末印刷謝恩を実施
 ・参加組合員 84社
 ・協賛企業 15社

5.環境・労務委員会

(1)紙断裁機取扱者特別教育研修
 ・期日  10月3日(土)
 ・会場  新潟県印刷会館
 ・受講者数  43名
 ・修了者証交付数  43名

6.組織・共済委員会

(1)全印工連各種共済制度加入促進
 @推進会議の開催
 A制度説明会の開催
 B組合員への共済制度周知の強化

7.技能検定準備委員会

 ・技能検定3職種について、平成28年度から当組合が主体となって実施
 ・印刷(オフセット印刷作業)職種 平成28年前期
 ・製版(DTP作業)職種 平成28年後期
 ・製本(製本作業)職種 平成28年後期

8.新潟県印刷会館の運営

 ・平成27年4月1日から平成28年1月31日までの利用状況
   50件(前年比△15件)
   延べ788人(前年比△293人)

◎印刷関連業界の現況について
紙業会の概況について

 (株)KAMIOL 常務取締役 近藤正平

印刷機械業界の状況

 (株)桜井グラフィックシステムズ 東京営業部次長 黒木健一

インキ業界の現況について

 DICグラフィックス(株)新潟営業部長 中野芳彦

2015年度デジタル印刷市場動向

 コニカミノルタビジネスソリューションズ(株)PPG事業統括部 服部晃宏

第77回講演会・関連業懇談会等出席者名簿
日時/平成28年3月1日(火)  会場/ホテルオークラ新潟
(順不同・敬称略)
印 刷 業 関 連 業
1 (株)あけぼの 永井 輝雄 1 天野商事(株) 早川 清一
2 あけぼの印刷団地事業(協) 佐久間優一 2 (株)石井商店 石井 智裕
3 (株)小林印刷所 小林 佑樹 3 菅井  保
4 (有)三興印刷 田村 浩幸 4 大墨 隆之
5 (株)ジョーメイ 加藤 丈明 5 伊藤鉄工(株) 伊藤 浩一
6 加藤 祐哉 6 FFGSプリントサプライ(株) 礒ア 光広
7 (株)第一印刷所 堀   一 7 大森  晃
8 小出 博信 8 五十嵐克之
9 阿部 正喜 9 中田 年美
10 (株)第一製品流通 上野 鉄夫 10 高野 素巳
11 (株)太陽印刷所 桜井 克次 11 青海 雄啓
12 (株)タカヨシ 高橋  佑 12 後藤 修
13 (有)中川シール印刷 中川 利明 13 (株)KAMIOL 近藤 正平
14 (株)新潟印刷 水野 秀一 14 清田 修也
15 野崎印刷(株) 野ア 力夫 15 (株)木戸製本所 木戸 敏雄
16 (株)博進堂 清水美知夫 16 コダック合同会社 馬場 大介
17 清水  伸 17 コニカミノルタNC(株) 高橋 久男
18 (株)プレスメディア 柳沢  茂 18 吉田  聡
19 柳沢 佳嗣 19 森 晋一郎
20 諸橋  廣 20 伊藤 大悟
21 (株)文久堂 早川 幸司 21 コニカミノルタ
ビジネスソリューションズ(株)
服部 晃宏
22 渡良印刷(株) 渡辺 良平 22 (株)小森コーポレーション 市川 貴浩
23 (株)吉田印刷所 吉田 和久 23 (株)桜井グラフィックシステムズ 黒木 健一
24 (株)佐渡中央印刷所 城鳥 幸弘 24 設楽印刷機材(株) 設楽 守廣
25 (株)エンジュ 斉藤  節 25 誠伸商事(株) 皆川 春男
26 斎藤 純一 26 セキモト(株) 関本 浩司
27 島津印刷(株) 島津 延明 27 倉田 一美
28 昭栄印刷(株) 坂井 雅之 28 田村紙商事(株) 田村 淑文
29 (株)須貝印刷 須貝 嘉勝 29 岡村 雄一
30 三条印刷(株) 渋谷 政道 30 (株)田村商店 田村 和仁
31 大和写工印刷(株) 渡辺 邦宏 31 土田  勝
32 中越印刷(株) 田中 範之 32 山田 一洋
33 (株)中央製版 小林 吾郎 33 (株)T&K TOKA 長  正晃
34 (株)トキワ印刷 早川 滝徳 34 DICグラフィックス(株) 中野 芳彦
35 西巻印刷(株) 西巻 一彦 35 東洋インキグラフィックス(株) 野口 尚男
36 富士印刷(株) 星野 義男 36 伊原 栄介
37 島田印刷紙工(株) 島田 正純 37 権田 貴志
38 (株)ほしゆう 星野 光治 38 日経マシナリー(株) 河上 茂雄
39 高速印刷(株) 米山 秀彦 39 ハイデルベルグ・ジャパン(株) 中嶋 雅是
40 安達 義光 40 富士フイルムグローバル
グラフィックシステムズ(株)
鬼山 信夫
41 (株)中央印刷 山内 芳次 41 大沼 政人
42 北越印刷(株) 佐藤 松雄 42 宮川ローラー(株) 宮川 忠貴
43 高山 宏明 43 ミューラー・
マルティニジャパン(株)
宮ア 靖好
44 (株)位下印刷 位下 寿生 44 (株)ムトウユニパック 竹之内耕栄
45 理事 梶原 宜教 45 (株)メディアテクノロジー
ジャパン
鍔本 浩行
46 事務局 野瀬  敏 46 (株)山忠 山内 晴夫
47 遠藤 孝一
48 リョービMHIグラフィック
テクノロジー(株)
北垣 暁弘
関東甲信越静地区印刷協議会 平成27年度 下期定例会開催さる

 関東甲信越静地区印刷協議会の平成27年度下期定例会が、3月4日(金)に埼玉県工組主管により東京都内のハイデルベルグ・ジャパンビルにおいて開催され、各県工組役員のほか、ご来賓として全印工連の島村会長、生井専務理事をお迎えし、総勢80名が参加しました。

 全体会議では、日暮地区協議会長が主催者として挨拶され、その後の情報交流セミナーで全印工連の島村会長の挨拶と生井専務理事から業務概況説明が行われました。

 引き続き、理事長会・各分科会が開催され、分科会報告で協議内容の発表がありました。理事長会では当工組が要望した技能検定学科対策研修の新設について地区協としても全印工連へ要望することとなり、理事長会報告の場で日暮地区印刷協議会長から島村全印工連会長へ要望が行われました。

 また、来年度は新潟県工組が主管県となることから埼玉県工組から新潟県工組へ大会旗伝達があり、堀理事長が新潟県は豊かな自然とおいしいお米やお酒があり、おもてなしの心で大会を運営するので是非大勢の方から参加して頂きたいと挨拶されました。

埼玉県工組より新潟県工組へ大会旗伝達 地区協出席役員

第64回年次大会

・日時:平成28年7月8日〜9日
・会場:ホテルオークラ新潟


全印工連会長挨拶

全印工連会長 島村 博之 氏

全印工連事業概要説明

全印工連専務理事 生井 義三 氏


分科会報告
【経営革新・マーケティング委員会】

佐藤 松雄

  1. 経営イノベーション支援の研究・情報発信
  2. マーケット創造(新市場創造)の研究
  3. イノベーション・マーケティングの研究・情報発信

【環境・労務委員会】

吉田 和久

  1. 環境マネジメントシステムの認定と認証
  2. オフセット印刷工場用VOC警報装置の販売
  3. 環境・労務関連情報の収集及び提供

【組織・共済委員会】

星野 光治

■協議事項

  28年度重点工組の選定


【教育・研修委員会】

清水 道雄

■報告事項

  1. 「見える化」から始める収益改善セミナーの開催状況の報告
    実施工組にアンケートを取り、「大変役に立った・役に立った」と答えた人が平均で85%以上、高い工組では95%以上に上っていると報告した。
  2. MUD事業の推進について
  3. 印刷営業講座・印刷営業士認定試験のリニューアルについて
  4. 新DTP技能検定の実施に向けた課題および普及啓発について

【CSR推進専門委員会】

野ア 力夫

  1. CSRの普及・啓発の推進
  2. 全印工連CSR認定事業の推進
  3. 全印工連CSR認定制度の周知活動(CSR情報誌「shin」発行)
  4. クラウドバックアップサービス事業の推進について
  5. 日本印刷個人情報保護体制認定制度(JPPS)の普及・啓発

【官公需対策専門委員会】

野瀬 敏

■各県の官公需対策について意見交換



◆3月定例会議事録

 開会の挨拶で堀理事長から、今日はけっこう冷え込み冬に逆戻りのようですが、確実に春の足音はそこまで来ている。問題は経済の足音、回復基調が実感できるかであり、今国会で議論が戦われておりますが、我々中小企業が景気回復を実感できる経済環境となることが本当の春ではないかと思う。

 今週末に地区協が開催され地域の状況などについて情報交換が行われ、また全印工連では5月の総会で新しい会長が誕生する予定です。基本的な組織体制は一部変更があるが今までの流れを受け進められる。当工組でも来年度の執行計画について各委員長を柱に組み立てていただき最終的に決定していきたい。

 今日行われる関連業懇談会では我が社の業態変革についてこれからの業界を背負っていく若い2人から講演頂くと言うことで非常に楽しみにしている。

 この1年の組合の運営に対し皆さまのご理解とご協力に感謝申し上げます。

 との挨拶のあと、各種報告を行い、13時00分に閉会した。


◆ 組合運営の動き(平成28年3月1日以降)