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新潟印刷月報
平成28年度 関東甲信越静地区印刷協議会 第64回年次大会が新潟市で開催

 新潟県印刷工業組合の主管により、第64回年次大会が7月8日(金)、新潟市のホテルオークラ新潟を会場に190名を超える大勢の方の出席を得て盛大に開催されました。

 全体会議では全印工連の臼田会長の挨拶、高橋事務局次長から全印工連事業報告がありました。

 その後、理事長会、分科会が開催され、各テーマについて情報交換を行いその内容について代表から発表して頂きました。

 また、記念式典では、清水会長の挨拶があった後、新潟県知事、新潟市長からご祝辞をいただきました。また、7名の方に退任役員感謝状贈呈が行われ、日暮前会長から感謝の言葉がありました。

 引き続き開催された懇親会には多数の来賓をお迎えして、堀理事長から歓迎の挨拶、鏡開きのあと開宴となりました。詳細は以下のとおりです。

第64回年次大会スケジュール

(1)
全体会議
  • 歓迎の挨拶
     新潟県印刷工業組合/理事長 堀 一
  • 全印工連挨拶
     全日本印刷工業組合連合会/会長 臼田 真人 様
  • 全印工連事業報告
     全日本印刷工業組合連合会/事務局次長 高橋 秀明 様
(2)
理事長会・分科会・事務局会議
(3)
理事長会・各分科会報告……別紙報告
(4)
記念式典
  • 地区協議会会長挨拶
     関東甲信越静地区印刷協議会/会長 清水 光朗
  • 来賓祝辞
     新潟県知事/泉田 裕彦 様
     新潟市長/篠田 昭 様
     新潟県中小企業団体中央会/専務理事 名古屋 祐三 様
  • 退任役員感謝状贈呈・謝辞
  • 次期開催県紹介・挨拶
     長野県印刷工業組合/理事長 清水 光朗 様
(5)
懇親会
  • 歓迎のことば
     新潟県印刷工業組合/理事長 堀 一
  • 来賓挨拶
     新潟県知事/泉田 裕彦 様
     新潟市長/篠田 昭 様
  • 乾杯
     新潟県商工会議所連合会/会頭 福田 勝之 様
  • 中締め挨拶
     新潟県印刷工業組合/副理事長 星野 光治
分科会報告
経営革新マーケティング委員会/佐藤松雄氏・島津延明氏

〔報告事項〕

1.経営イノベーション支援の推進について

(1)企業価値算定および企業価値向上のための研究

(2)事業継承の支援

 企業価値の把握は、会社経営において必要不可欠です。企業価値には印刷業としての価値だけでなく、他の企業との比較や地域における独自性、金融機関の資産査定などさまざまな企業価値があります。委員会では今後、こうした多岐に渡る企業価値の算定方法を勉強し、印刷会社それぞれの持つ資産を将来的にどのようにして守っていくか、事業承継・M&A(合併・買収)も視野に入れて研究していきます。

(3)勝ち残り合宿ゼミの開催について

○愛知会場で開催
○参加費:1人 35,000円(予定)
○参加人数:定員20名
○参加対象:経営者もしくはそれに準じる次世代の経営者候補
 若手経営者・次世代の経営者候補(50歳以下)を対象にした第5期「勝ち残り合宿ゼミ」を、愛知県で開催予定です。一泊二日の合宿形式で、会社見学・講演会に加え、高井昭弘全印工連相談役を講師に迎えた演習を通じて、経営理念の立て方、経営計画の立て方を学んでいただきます。現在日程等検討していますので、詳細は決定次第お知らせします。

2.マーケット創造(新市場創造)の推進について

(1)「共創ネットワーク通信」の運営・配信拡大と機能強化

 自社の有益な印刷・デザイン技術、機械、営業ツールなどの情報を、全国の組合員に向けて発信する「共創ネットワーク通信」を運営し、配信拡大・機能強化の方策を検討しています。掲載希望の方は、全印工連ホームページ内の専用フォームからお申込みください。

 課題解決の手助けとなる技術や製品の情報を発信することは、組合員がソリューション・プロバイダーとなるきっかけ作りにもつながります。積極的に参加してもらうよう周知をお願いします。

(2)各種セミナーの開催

 昨年度に引き続き、業界内外の講師を招いてのセミナーを実施する予定です。これまでに百貨店のマーケティング担当者を招いてのマーケティング戦略セミナーや、地域創生をテーマにしたソリューション・プロバイダーセミナーなどを実施しています。

 開催の案内については全印工連ホームページに掲載する他、メールマガジンでの周知や、工組事務局へ開催案内の送付も行います。東京での開催が中心となりますが、ぜひご参加ください。

3.ソリューション・プロバイダーへのステップアップガイドセミナー開催支援について

 当委員会では昨年、冊子『5STEPS 5KEYS5DOORSソリューション・プロバイダーへのステップアップガイド』を発刊しました。自社の現状を把握し、課題解決型ビジネスモデルを目指していくための方法を学ぶためにご活用いただけます。

 冊子をどう活用すればいいのか、その方法を学ぶセミナーも運営しています。資料にもあります通り、講師は相馬前経営革新マーケティング委員会特別委員と瀬田前委員長になります。組合単位だけでなく、会社単位や他県との合同開催も可能です。開催にあたっては、中央会の補助金なども活用してください。

4.「全印工連2025計画」の普及・啓発

 産業戦略デザイン室と連携をとり、2025計画の普及を推進します。

環境労務委員会/吉田和久氏・水野一幸氏

1.環境関連の各種認定・登録制度の普及推進について

 GP、環境推進登録制度、ISO14001普及推進について資料に基づき説明した。

 委員からは、「環境への取り組みが社内の無駄を省き収益の改善につながった」「従来の常識にとらわれず、工程を見直す中で洗浄液の使用を大幅に減らした」等の先進的事例が紹介された。

 我々の業界は環境負荷をかけており、社会的信頼を得るためには環境面での取り組みは重要であり「攻めの環境」として各県工組での制度の活用・普及の必要性が共有された。

 しかしながら、一方でGP認定工場が全印工連で198社に止まっている現状に工組内での普及の難しさも指摘された。

2.環境関連情報の収集・提供について

 現在実施されている環境労務アンケート調査について回収率UPを各工組で働きかける。

3.労務関係法令の研究と対応

 労働契約法による無期雇用への転換、ストレスチェック制度、リスクアセスメント実施について確認した。

4.セミナーの企画・開催支援について

 全印工連の本年度組合支援セミナー、「必ず儲かる環境対策」「胆管がん問題発生後 印刷企業はどう変わったか」について案内した。

5.VOC警報機の普及拡大について

 導入した委員から、実際に使用した感想と活用の仕方が紹介され、とりあえず現状を知るため使ってみる事が大切との意見。各工組で普及拡大するよう依頼した。

6.「全印工連2025計画」の普及・啓発

 時間の関係で計画書の紹介にとどまった

組織共済委員会/星野光治氏・小林吾郎氏
  • 組合員台帳調査について

〈問題〉

 台帳提出率が低い(エリア別でも当地域が一番低い)

 全印工連として行政に訴えていくにしても元になる台帳の回収率が悪いのでは何も言えない。他のアンケートなども回収率を上げて業界の声として意見いていきたい。

〈対策〉

 各県で県からの一方的な依頼だけにせず、支部単位で提出を呼びかけた方が有効ではという意見が出た。

  • 組織率の向上に向けて

〈問題〉

 各県とも組合員の減少に苦慮している。

〈対策〉

 青年部などの若手が参加する集まりでのつながりは強固なものであるし、後々になっても人間関係が続く。故に後継者をはじめとした若手を組合に積極的に呼び込む手法をとっていく事が望まれる。これは退会防止にも結び付く。

教育研修委員会/清水道雄氏・柳沢茂氏

〔報告事項〕

1.収益改善セミナーの企画・啓発について

⇒収益改善にあたっては、社内の仕組みづくりや社員教育の前に、経営者自身の財務を始めとした経営知識が不可欠である。そこで、土屋委員長の「経営者教育に力を入れていきたい」という決意の報告があった。

2.制度教育事業の再構築に向けた検討について

⇒来年9月からの実施に向けての進捗状況の報告があった。

3.技能検定「製版職種(DTP作業)」の普及啓発について

⇒今年からの実施に向け、職能協会に技能検定委員の任命をもらうよう依頼している。

4.新教育システム(遠隔システム)の利活用の研究について

5.「全印工連2025計画」の普及・啓発

〔協議事項〕

  • 印刷営業講座・印刷営業士認定試験のリニューアルについて
     非常に期待できるとの意見が多数出る一方、マーケティング等の理論も大事だが、営業マンは自社の現場をよく知り、顧客を何度も訪問して関係性を築くことの方が大事だとの自説を述べる方もいた。
  • 技能検定「製版職種(DTP作業)」の普及啓発について
     関東ブロックメンバーのうちでは新潟工組と長野工組が積極的に取り組んでおり、新潟工組は70名を超える受験者を予定しており、新潟・長岡の二会場で実施するとの話があった。
  • 新教育システム(遠隔システム)の利活用の研究について
     地方は東京や大阪などの大都市圏と違い拠点間の距離や交通手段の便が悪く、受講環境も整 っていないので、アーカイブをオンデマンドで視聴できるようにして欲しいとの意見がでた。

〔全印工連への要望事項等〕

特になし。

CSR推進委員会/野ア力夫氏・渡辺良平氏

1.CSRの普及・啓発の推進について
(1)CSRセミナーおよびCSR認定制度説明会の開催支援

 中小印刷業のCSRの普及・啓発を図るため、各工組のCSRセミナー等の開催を支援します。

2.全印工連CSR認定事業の推進について

 全印工連CSR認定制度では、標準認定であるワンスター認定・更新の普及拡大及びツースター認定(上位認定)の普及に取組み、積極的にCSRを実践する企業の成長・発展を支援します。

3.全印工連CSR認定制度の周知活動について(CSR情報誌「shin」の発行)

 全印工連CSR認定企業の紹介や最新のCSR情報を提供するCSRマガジン『shin −信頼の絆で共に伸びゆく新時代−』は、今年度も3回発行し、全印工連のCSRの取り組みをPRします。

4.クラウドバックアップサービス事業の推進について

 災害など緊急事態に対応するBCPの一環として、印刷会社が保有するデータをクラウドで管理する「クラウドバックアップサービス」の周知を図り、普及拡大を進めます。

5.日本印刷個人情報保護体制認定制度(JPPS)の普及・啓発について

 印刷業界独自の情報マネジメント認証である「日本印刷個人情報保護体制認定制度(JPPS)」の周知を図り、普及拡大を進めます。

6.メディア・ユニバーサルデザイン(MUD)活動の推進について

 MUDでは、10回目のメディア・ユニバーサルデザインコンペティションを、前回同様、9月1日から11月30日までの3ヶ月間の予定で募集を開始します。

7.「全印工連2025計画」の普及・啓発について

 「全印工連2025計画」のCSR人づくり計画の普及・啓発を行います。

官公需対策専門員会/小出博信氏

【報告事項】
官公需全国協議会の実施報告

  1. 平成28年3月経済産業省と中小印刷産業振興議員連盟へ答申した官公需取引における要望内容の確認。
  2. 平成27年10月から平成28年1月に実施された用紙等諸資材価格動向および官公需問題に関する調査結果を確認した。

【協議事項】
官公需全般にて現状および提言のまとめ

  1. 印刷発注が物品扱いの県
    千葉・栃木 その他は請負契約
  2. 最低制限価格制度
    今年4月より長野県にも導入決定(平成28年4月より)予定価格×60%の設定:まだ適用事例無し。
    神奈川 :そもそも入札予定価格自体が競争の激化により下がりすぎておりこの制度の恩恵は無い。
    【考察】
     最低制限価格制度は予定価格が物価資料等に基づいた計算により算出されることが原則。しかし大抵は前年実績による予算査定により決定されることから、予定価格の低価格化となり制度の活用意味が薄れてきている。予定価格設定時の積算が重要かと思われる。
  3. 知的財産保護基本法
    知的財産権保護についての協議を行った。
     全印工連が現在経済産業省への提言内で「知的財産権の取扱の明記」に対し精査しておりその提言に期待をする。
     社内に【知的財産管理技能士】等の養成をおこない自社での防衛も必要である。
技能検定(オフセット印刷作業)学科試験対策講座を開講
゙于鉉(チョ ウヒョン)講師

 今年度から当組合が主体となって実施する技能検定の前期日程であるオフセット印刷作業の合格率向上のため「学科試験対策講座」を7月2日(土)午前9時から学校法人日本プリンテ ィングアカデミーの゙于鉉(チョ ウヒョン)様を講師に迎え新潟テクノスクールで開催いたしました。

 講座には22名の受験生が参加し、大事なところはメモや写真を撮るなど知識習得に努められました。

 8月28日(日)の本番では全員合格できるよう応援したいと思います。

講座風景
DTPエキスパート 認証試験対策講座を開講

 組合企業の人材育成を目的にDTPエキスパート認証試験対策講座を今年も7月23日(土)に開催しました。

 DTPエキスパート認証は、DTPで「良い印刷物」を作るために必要な製版・印刷の知識、DTPの知識、コンピュータの知識全般を習得し適切なアドバイスやコンサルティングが出来るリーダーを育成する制度です。

 今年も新潟で開催される認証試験には、9社28名の申込があり、このうち8社16名が対策講座を受講され、8月21日(日)に行われる認証試験合格を目指します。

 認証試験には受検者全員が合格できるよう応援したいと思います。

講座風景
●講習日程

1日目  7月23日(土)
2日目  7月30日(土)
3日目  8月6日(土)

●講習場所

新潟テクノスクール 新潟市中央区鐙西1-11-2

●認証試験

日時:平成28年8月21日(日)
会場:新潟保健医療専門学校 新潟市中央区花園2-2-7

技能検定 オフセット印刷作業実技試験を実施

 今年度から当組合が県職業能力開発協会から委託を受け実施する技能検定の実技試験(オフセット印刷作業)が7月31日(日)に(株)第一印刷所を会場に行われ、1級8名、2級8名が受検されました。8月7日(日)にも(株)北越印刷で実技試験が行われ1級5名、2級6名が受検されます。

 なお、学科試験は8月28日(日)に行われ9月30日(金)に結果が発表されます。

試験風景
◆7月定例役員会議事録

 理事長から、来週関東甲信越静地区印刷協議会が10年ぶりに新潟で開催される役員をはじめ組合員の皆さんからご協力いただきたい。

 また、8月から技能検定のオフセット印刷や管理印刷営業講座など教育研修事業が本格的に始まる。特に技能検定は厚生労働大臣から優れた技能の持ち主であると証明してもらえ、取得者の誇りにも繋がるものである。各委員会を中心に人材育成事業に取り組んで頂きたい。とあいさつがあり、その後事務局から関東甲信越静地区印刷協議会の日程や研修日程等の説明を行い16時00分閉会した。


◆ 組合運営の動き(平成28年7月1日以降)