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新潟印刷月報
第78回 印刷・関連業懇談会開催さる

 印刷企業と関連企業との情報・意見交換の場として、恒例となっている第78回印刷・関連業懇談会が9月1日(木)新潟市のホテルオークラ新潟において印刷業から堀理事長をはじめ45名が、また関連業から54名の出席により盛会に開催されました。

 午後2時から開催した講演会には、組合企業の先進的な企業経営取組事例アドバイスセミナーとして(株)エンジュ社長の斎藤節様と高速印刷(株)社長米山秀彦様のお二人から実践的な取組事例についてご講演を頂きました。

 講演終了後、印刷・関連業懇談会が野ア副理事長の司会で進められ、堀理事長の挨拶に続いて当組合の各委員長及び団体から今年度上期の活動状況について説明がありました。次に紙、印刷機械、インキ、プリプレス・印刷機材業界の4業種の代表の方から各業界の現状について説明が行われ、質疑応答を行い午後5時10分星野副理事長の閉会の挨拶で終了となりました。

 そのあと懇親会場に席を移し野ア副理事長のあいさつに続いて洋紙懇話会の(株)田村紙商事社長の田村淑文様の乾杯で開宴、終始和やかなうちに午後7時過ぎ閉会いたしました。

先進的な企業経営取組事例アドバイスセミナー
講演 斎藤 節 様 講演 米山 秀彦 様
1.開会のあいさつ

新潟県印刷工業組合/理事長 堀 一

 大変お疲れ様です。

 本日は講演会に続いて懇談会その後懇親パーティーとなりますが、そこで本日の大きな目的であります皆さんとのコミュニケーションを図っていきたいと思っております。

 この会も3月と9月の年二回開催で継続させて頂いて今回78回を迎えるに至ったものです。

 常に私は、このような会合の時に申し上げているのですが、業界というものは私たちの力だけでは進みませんし、やはり皆さんからそれぞれ支えて頂いて私たちの文化伝承という使命が果たされているのは間違いないと思っております。

 先ほどの講演会も大変好評を頂いておりまして、だんだんと講師の方も非常に立派な講演をされるようになり、そのための準備も完全に整えて進めているようです。皆さんもご覧になって「あっ、このような形で我々の製品が有効に作用しているんだな」とご理解頂いていると思います。このように切磋琢磨していきながら、共通の目的は印刷を通じて世の中に貢献するということだと思います。

 このあと、工組の今年度のこれまでの活動状況を皆様にご報告いたしますが、合わせて組合としてどういった方向付けを行っているのかということもご理解頂ければ大変ありがたいことです。

 今年、7月に第64回の地区協の大会は新潟県が主管でホテルオークラ新潟で開催されました。このことにつきましては、皆さんの大きな力をお借りして実施することが出来ましたことを、御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

 ところで、当組合が一番力を入れているのは人材育成であります。

 この事業は、技能検定も含めた現在までの方向性について、それぞれ発表をして頂きますので、私からは全体的な進め方と言うことでお話しさせて頂きます。

 全印工連では2020年までの長期計画として「印刷道」と言うことを皆さんに発表させて頂いておりますが、内容としては6つのジャンルに分かれております。それらを確実に実行することで付加価値を我々業界として確実につかんで行きたいと考えています。

 そうしたものを現実的に、或いは具現化するために、ひとつの目標を立てたもので、それに向かって2020年を到達基準としていろんな模索をしております。皆様からもいろんな技術的な面でご提言、ご提案を頂いたりご協力を頂くことで最終的な到達レベルが決まるというものです。

 今年の新年名刺交換会の際に、全印工連から組合員数の減、総売上の減などいろいろな面で全部マイナスとなっているが、たった一つだけプラスに転じたものが各社1社当たりの付加価値額これが上がったというものです。私は、これは非常に意味のあるものと思っています。

 それぞれ各社が対応し、各社が目指すものの軸がブレない、きちっとしていることが付加価値を上げていくのだろうと思います。そのためには、組合員各社が相当な努力をしているということです。

 そして、皆さんからいろんな知恵を提供して頂いたとしましても一番大事なことはそれを実践するという力と決断力です。これがなれれば企業として存続し得ないことは間違いない事実であります。そして、一番中心におくのが「人」が仕事をするんだということがそれぞれ唱われているということです。技術、仕事、或いはそういったツールは徹底的なデジタルですが、これらを運用・運営するのは「人」ですから、これを中心には我々業界が動いていることは間違いないことです。

 それに重要なのは我々の拠点です。平成8年に今の印刷会館ができたのですが、拠点があるということは非常に大きい我々のよりどころであると思っています。皆さんからも大いにお使い頂き我々との交流もより深めて頂ければ幸いと考えております。

 ところで今日は9月1日、防災の日であります。新潟県では記憶に新しい中越地震、中越沖地震という2つの地震を経験しております。重要なのはそうした災害に対していつでも対応できる力だと思っています。そして皆さんからご協力頂いたということは忘れてはならないことだと思っています。我々は中越地震の時に、伝言のため体育館に大きな紙を用意して伝言板代わりに使って下さいと話をした覚えがあります。今どき、「私は達者だ。ここにいる。」というような安否確認をするというのはおそらく相当のお年寄りや機器の使えない方だろうと思います。現在では、いざという時にどこへ避難すれば良いかということも携帯端末を持っていれば誘導してもらえるようになって来ています。防災のドローンが飛んだり、救助ロボットが活躍できる様な時代になったのです。

 これは確実に大きく変化する部分の話です。この変化に対していかに対応するか、確実にそれに対応していく力というものは非常に大きな力なんだろうと思います。

 そこには、一人ひとりの意思という「私はこうありたい。」「こういうことで変わっていくんだ」というものを出して頂きたいと思います。

 どうぞこれからも業界という皆さんと共通の部分で共感をし、共通の認識をし、共通の目的を持つことでより深くつながっていきこの会がさらに膨らんでいけば良いなぁと思っています。

 これから、我々のそれぞれの分野の活動に繋げさせて頂きますので是非そういった観点でご理解と今にも増したご協力をお願い致しまして、挨拶にさせて頂きます。

 本日はありがとうございました。

堀理事長の挨拶
2.懇談
(1)新潟県印刷工業組合の28年度上期の活動現況等について

 各委員会、製本部会・印刷営業部会・新世会より上期の活動現況が報告された。

(2)印刷関連業界の28年度上期の業況と課題及び今後の方向性について

紙業界の概況について

(株)田村商店 常務取締役 土田 勝

印刷機械業界(上期の現況と今後の動向・課題)

ハイデルベルグ・ジャパン(株) 新潟営業所長 中嶋 雅是

インキ業界の現況について

(株)T&K TOKA 営業一部営業二課長 上野 靖明

プリプレス・印刷機材業界の上期の現況について

設楽印刷機材(株) 新潟営業所長 片山 康浩


第78回 講演会・関連業懇談会等出席者名簿
日時/平成28年9月1日(木)  場所/ホテルオークラ新潟
(順不同・敬称略)
印 刷 業 関 連 業
1 (株)あけぼの 永井 輝雄 1 天野商事(株) 早川 清一
2 須田  悟 2 (株)石井商店 石井 智裕
3 あけぼの印刷団地事業(協) 佐久間優一 3 菅井  保
4 (株)ウィザップ 高橋 陽子 4 小林 英樹
5 (株)小林印刷所 小林 則夫 5 大墨 隆之
6 (有)三興印刷 田村 浩幸 6 伊藤鉄工(株) 伊藤 浩一
7 (株)ジョーメイ 加藤 丈明 7 FFGSプリントサプライ(株) 礒ア 光広
8 (株)第一印刷所 堀   一 8 大森  晃
9 小出 博信 9 五十嵐克之
10 (株)第一製品流通 上野 鉄夫 10 高野 素巳
11 (株)太陽プリント 桜井 克次 11 青海 雄啓
12 (株)タカヨシ 高橋  佑 12 後藤  修
13 (株)トーヨービジネス 吉井  勉 13 (株)KAMIOL 荒木 亨崇
14 (有)中川シール印刷 中川 利明 14 清田 修也
15 (株)新潟印刷 鈴木  敬 15 コダック合同会社 深澤  修
16 野崎印刷(株) 野ア 力夫 16 馬場 大介
17 (株)博進堂 清水美知夫 17 コニカミノルタNC(株) 高橋 久男
18 (株)プレスメディア 柳沢  茂 18 吉田  聡
19 諸橋  廣 19 森 晋一郎
20 (株)文久堂 早川 幸司 20 長谷川 健
21 渡良印刷(株) 渡辺 良平 21 伊藤 大悟
22 (株)吉田印刷所 吉田 和久 22 (株)小森コーポレーション 井上 重和
23 (株)エンジュ 斉藤  節 23 (株)桜井グラフィックシステムズ 黒木 健一
24 斎藤 純一 24 設楽印刷機材(株) 片山 康浩
25 寺山 政明 25 誠伸商事(株) 清岡 浩蔵
26 島津印刷(株) 島津 延明 26 皆川 春男
27 昭栄印刷(株) 坂井 雅之 27 セキモト(株) 関本 浩司
28 (株)須貝印刷 須貝 嘉勝 28 倉田 一美
29 三条印刷(株) 渋谷 政道 29 田村紙商事(株) 田村 淑文
30 大和写工印刷(株) 渡辺 邦宏 30 岡村 雄一
31 中越印刷(株) 田中 範之 31 小池  寛
32 (株)中央製版 小林 吾郎 32 (株)田村商店 土田  勝
33 (株)トキワ印刷 早川 滝徳 33 稲川 直人
34 西巻印刷(株) 西巻 一彦 34 片沼 広幸
35 富士印刷(株) 星野 義男 35 山田 一洋
36 (株)ほしゆう 星野 光治 36 池浦 将巳
37 (株)協同組合印刷所 石原 幸夫 37 小山 佳範
38 高速印刷(株) 米山 秀彦 38 (株)T&K TOKA 上野 靖明
39 安達 義光 39 長  正晃
40 (株)中央印刷 山内 芳次 40 DICグラフィックス(株) 中野 芳彦
41 北越印刷(株) 佐藤 松雄 41 東洋インキグラフィックス(株) 野口 尚男
42 (有)めぐみ工房 丸山 恵慈 42 伊原 栄介
43 (株)位下印刷 位下 寿生 43 権田 貴志
44 (株)柏崎インサツ 山田 大介 44 日経マシナリー(株) 河上 茂雄
45 事務局 野瀬  敏 45 ハイデルベルグ・ジャパン(株) 中嶋 雅是
46 富士フイルムグローバル
グラフィックシステムズ(株)
臼方 勝三
47 大沼 政人
48 宮川ローラー(株) 宮川 忠貴
49 (株)メディアテクノロジー
ジャパン
富永 一公
50 (株)山忠 遠藤 孝一
51 金子  勉
52 リコージャパン(株) 田崎 貴章
53 リョービMHIグラフィック
テクノロジー(株)
壇浦 幹夫
54 北垣 暁弘

紙断裁機取扱者特別教育研修を開講

 4回目となる紙断裁機作業者特別教育研修を去る9月24日(土)に新発田労働基準協会のご支援をいただき新潟テクノスクールで実施いたしました。

 研修には18社45名と関連企業1社1名の計46名の参加があり、吉田環境労務委員長の挨拶の後、午前9時から労働安全衛生法の規定に基づき8時間のカリキュラムを新発田労働基準協会の阿彦、高野両講師から講義を行って頂きました。

 受講生はそれぞれの企業で実技講習を受け新発田労働基準協会から特別教育修了証が交付されました。

印刷会館使用状況(平成27年度)
使用月 使用回数 合計人数 使用料収入
4月 8 150 0
5月 8 194 0
6月 4 48 0
7月 4 46 0
8月 5 58 0
9月 2 16 0
10月 5 90 0
11月 7 97 14,000
12月 4 44 0
1月 3 45 15,000
2月 5 58 0
3月 2 9 0
累計 57 855 29,000
前年度累計実績 69 1,116 62,000
−12 −261 −33,000

◆9月定例役員会議事録

 理事長から、今月9月は印刷の月ということで日印産連の記念式典や全印工連の事業も実施され、また来月には全印工連の印刷文化典ふくしまが開催される。

 当組合の事業も順調に進んでおり、7月の関東甲信越静地区印刷協議会の年次大会では参加者から非常に好評をいただいた。これも組合員皆様のご協力の賜と思っている。また、一番大きな柱としている人材育成については、各委員長から積極的に対応してもらっており、特に技能検定では前期日程のオフセット印刷を実施済みであり、後期日程のDTP、製本についても実施していく。

 本日の講演会の「我が社の業態変革」では皆さんから講師をお願いしているが、評判が高く参加者の増加に繋がっている。このコミュニケーションを生かし協力しあえる体制を進めていく。

 昨日、日銀の金融経済懇談会が開催され、日銀の金融緩和の影響、中小企業の現状が報告された。景気の低迷、消費のマイナスが続いており一刻も早いデフレ脱却をお願いした。

 ものづくり補助金が今年度も継続された。また新たに地域未来投資促進事業も開始されるので興味のある方は中央会のホームページで確認してもらいたい。

 とあいさつがあり、その後事務局から講演会、関連業懇談会の日程や全印工連からの各種調査への協力依頼、印刷の月の対応等の説明を行い13時30分閉会した。


◆ 組合運営の動き(平成28年9月1日以降)