紙は私たちの文化を支える大切な資源であり、製紙原料である森林は地球環境の保全に役立つ大切な存在です。現代社会における紙の消費と生産を保っていくため、製紙原料として古紙の再利用のほかに非木材繊維が注目されています。ここでは、その新しい資源、非木材繊維について紹介します。
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製紙原料を支える古紙・再生紙 |
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オフィスや家庭からゴミとして出される使用済みの紙などを、種類ごとに分別回収した古紙から作られた紙。新しい木材パルプを作る3分の1のエネルギーでパルプを生産することができます。再生紙を作るには新しい木材パルプの投入が必要になるため、紙の種類によって古紙が含まれる比率が異なります。
・段ボール古紙 雑誌古紙 ⇒ 段ボール原紙約90%
・新聞古紙 ⇒ 新聞用紙約40%
・模造・色上古紙 ⇒ 印刷用紙・OA用紙約18%
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新しい製紙原料・非木材紙 |
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木材以外の植物や農産副産物を原料として作られた紙。非木材紙に使われる植物は、生長が早いため二酸化炭素の吸収固定に優れており、環境の保全に役立っています。非木材繊維は、現在では製紙原料の一部分を担っているのみですが、貴重な森林資源を守りながら紙の生産と消費の循環を助ける経済的な資源です。
▼シリアル繊維混抄紙
食品加工時に廃棄される穀物の皮や、使用済みのジーンズ(コットン)などを利用して作られた紙。廃棄物を有効活用するのでごみ問題改善にもつながります。
| ◆非木材の紹介 |
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ケナフ
東南アジアや中国、アフリカ、米国南部などで栽培されている生長の早い植物。炭酸ガスを多量に吸収するので地球温暖化防止に役立っています。木材パルプの品質に近く、また将来大量に栽培することによりコストが安く、安定供給されることが期待されています。
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わら
稲や麦などの茎を乾かしたもので、家畜飼料などに利用されます。非木材紙の中でも最も多く使われている製紙原料です。
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竹
木材パルプから作る洋紙に竹パルプを使用することで、美しい細やかな仕上がりの紙ができます。
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バガス
バガスパルプは、さとうきびから砂糖を絞ったあとの残りカスから作られ、非木材パルプの中でもわらに次ぐ生産量があります。精糖工場からの副産物を利用するため集荷、運搬のコストが少なく済むという利点があります。
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亜麻(あま)
中央アジア南部、アラビア原産の植物。中央部が空洞で繊維が多い茎の皮が利用されます。
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楮(こうぞ)
和紙の原料として栽培されています。樹皮の繊維を漉(す)いて作られる楮紙(こうぞがみ)には、伝統的な杉原紙や美濃紙などがあります。
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葦(あし)
水辺に自生する植物。 簾(すだれ)を作るのに用いられる茎の繊維を製紙に利用します。
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大麻
中央アジア原産とされる植物で、茎の皮から採取する繊維を利用します。
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| ◆非木材繊維を推奨するマークを紹介します。 |
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■非木材紙マーク
NPO法人非木材紙普及協会が安定供給、品質面で充分に満足できると判断された非木材パルプを使用した紙や紙製品、加工品につけられるマーク。
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問い合わせ先
NPO法人 非木材紙普及協会
〒103-0016 東京都中央区日本橋小網町16-14 中食別館ビル3F
TEL:03-5643-5628 FAX:03-5643-5638 http://www.5.ocn.ne.jp/~himoku/
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■TREE FREE マーク
グリーン・マーケティング協会 ツリーフリー事務局が認定している TREE FREE PAPER(非木材紙)につけられるマーク。
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問い合わせ先
グリーン・マーケティング協会 ツリーフリー事務局
〒151-0053 東京都渋谷区代々木3-31-12 代々木ハイツ1-508
TEL:03-5358-8601 FAX:03-5358-8604
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