HOME  >  新潟印刷月報
新潟印刷月報
年頭のご挨拶 新潟県印刷工業組合/理事長 堀  一

 新年あけましておめでとうございます。

 皆様方におかれましてお穏やかに新年をお迎えのこととお慶び申しあげます。

 昨年中は、当組合の運営に格別のご支援とご協力を賜りまして厚くお礼申し上げます。特に9月に行いました創立65周年記念式典並びに記念事業の「みんなのINSATSU」では皆様から多大なるご支援を賜りましたことに改めて御礼を申し上げますとともに今年もよろしくお願いいたします。

 さて、県内経済は、改善しつつあるといわれているものの景気回復の実感には至らず、消費税の増税、個人消費の伸び悩みなど私達中小印刷業界においては依然として厳しい環境が続いております。

 また、急激な人口減少・高齢化により労働人口が減少し人手不足や老齢化が進み事業承継も深刻化しております。

 全印工連では「幸せな働き方改革プロジェクトチーム」を立ち上げ、全国の組合員とともに中小印刷業界が取り組める働き方改革を研究し、どの産業よりもいち早く実行し強い企業への転換を目指しております。

 私達の印刷産業は、現在も未来も人々の暮らしになくてはならない産業として将来を担う若者が憧れ夢を持つことが出来る魅力的な産業となり、社会の幸せを生み続けることを組合員と一緒に構築していきたいと願っています。

 次世代を担う人材育成への取り組みを強化し「顧客満足度」だけでなく「従業員満足度」も高い企業に転換していくことが業界全体の発展へ繋がっていくものと確信しております。

 情報技術の発達により社会が変化する中、組合員のこれまで培ってきた確かな技術を活かしながら情報産業の中核となり、地域社会に貢献するとともに文化伝承の担い手としての役割を担ってまいります。1社では対応が困難な事案でも組合という大きな組織力を活かした取り組みを行い、組合員の持続的な成長・発展のため諸事業に取り組んでまいります。

 本年が皆様にとりまして豊かで明るく発展的な年となる様、祈念申し上げ、新年のご挨拶と致します。


新年のご挨拶 全日本印刷工業組合連合会/会長 臼田 真人

 新年、明けましておめでとうございます。

 旧年中は当連合会に格別のご支援、ご協力を賜り、厚くお礼申し上げますとともに、本年も一層のご指導を賜りますようお願い申し上げます。

 また、昨年10月に開催いたしました「全印工連フォーラム」には、全国から300名を超える方々にお集まりいただき、全印工連事業をより一層ご理解いただくとともに、あわせて全印工連の団結力と協調を再確認することができました。これも偏に全国の印刷工業組合の役員、組合員、関連業界の皆様のご理解とご協力の賜物と深く感謝申し上げます。

 さて、昨年は、印刷用紙価格の値上げ問題に始まり、改元、統一地方選挙・参議院議員選挙、G20サミット、ラグビーワールドカップ日本大会、そして消費税の増税と、次々と大きな出来事があった年でした。

 このような中、全印工連では、ブランドスローガン「Happy Industry〜人々の暮らしを彩り幸せを創る印刷産業〜」を掲げ、全国の組合員企業の1社1社がHappiness Companyを目指すことを目的に、待ったなしの「働き方改革」を実行するため、そのプロセスを発信し、さらには、対内外の広報の強化や事業承継支援、環境労務対策、組合員および各種共済制度の加入促進、各種教育事業の実施、ダイバーシティ・マネジメントによる多様な人材の活用、CSR普及・啓発活動、資機材問題への対応、官公需対策、遠隔セミナーの実施等、個企業単独では取り組むことが難しい課題解決に努めてまいりました。

 東京オリンピック・パラリンピックイヤーとなる本年も引き続き、当連合会のブランドスローガン実現に向け、中小印刷産業の向かうべき方向性を共有し、人々の幸せを作り続ける印刷産業を実現するための諸事業に取り組み、その中心事業となる「幸せな働き方改革」においては、総仕上げとなるSTEP4・5の完成と実行を着実に進めていきます。日本全国のHappiness Companyの集まりがHappy Industryへと繋がり、将来を担う若者たちが憧れ、夢を持つことのできる魅力的な産業となるよう、日本全国の組合員企業とともに、全印工連の大きな組織力を存分に活かした事業活動に全力で取り組み、全国の組合員企業の皆様のお役に立てるよう一層精進してまいります。

 2020年が皆様にとって明るく希望に満ちた素晴らしい一年となりますよう心から祈念いたしまして、年頭のご挨拶といたします。


◆12月定例役員会議事録

 開会の挨拶で、堀理事長から

 この一年を振り返ると、5月の改元、10月の消費税増税が行われ、県内では6月の新潟・山形地震、10月の台風・水害による被害など多くの災害が発生した。

 印刷業界では、紙の一斉値上げや知的財産権の取扱いなど一社では対応が困難な事案に全印工連が政治力も使いながら対応し、組織という力で課題の解決が図られている。

 当工組では9月に組合創立65周年記念行事を行った。6日の記念式典では多くのご来賓をお迎えし組合功労者表彰、優良従業員表彰を行い、7日、8日に行った記念事業「みんなのINSATSU」では多くの県民の皆様から来場いただき印刷業界をアピール出来たと感じている。

 また、これまで組合として資格取得に積極的に取り組んでいるが、官公庁に対し資格取得者が作成している印刷物であることをアピールして行く必要があると考えている。

 このことにより印刷業に従事している人が仕事に誇りを持ち、新しい人が目指す業界となり、次の世代へ引き継いでいくと考えている。

 今日は今年最後の役員会であり、この1年のご協力に感謝いたします。

 との挨拶のあと、新年名刺交換会、年末謝恩セールの当選券の取扱いについて事務局から説明があり16時30分閉会した。


◆ 組合運営の動き(令和元年12月1日以降)