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新潟印刷月報
新春恒例の第54回新年名刺交換会及び印刷謝恩セール抽選会が開催さる

 2020年のスタートとなる新春恒例の第54回新年名刺交換会が新潟県グラフィックサービス工業会と共催で全国のトップを切って1月6日(月)午後4時30分ホテルイタリア軒において開催されました。

 当日は、官公庁、全印工連、政府系金融機関等から多数のご来賓のご臨席をいただき、組合員、印刷関連業界も合わせて159名の参加を得て新年の幕開けを祝いました。

 佐藤副理事長が開会を宣言した後、堀理事長から年頭に当たっての挨拶があり、続いてご来賓の佐久間豊新潟県副知事、中原新潟市長(代読)並びに池尻全印工連専務理事よりご祝辞を頂いた後、新潟古町芸妓連のあでやかな祝舞が披露され、華やかな正月気分を盛り上げました。続いて新潟県洋紙懇話会の田村和仁氏のご発声で祝宴に入りました。

 また、祝宴の中で年末印刷謝恩セールの抽選会が行われ、新潟県中小企業団体中央会の名古屋専務理事の立ち会いのもと、特大賞から銅賞までの数百本の当選番号が発表されました。懇親が深まる中、午後6時30分に新潟県グラフィックサービス工業会の高橋理事長の閉会の言葉と三本締めで和やかな宴も盛会裡のうちに終演となりました。



第54回新年名刺交換会
開会の挨拶
新潟県印刷工業組合理事長/堀  一

 皆さん明けましておめでとうございます。

 業界の中では全国のトップをきっての新年会でございます。

 そういう意味では非常に緊張をすると同時に、新潟県から先ず新しい年が始まることは、皆さんのご協力のたまものと感謝を申し上げる次第です。

 いよいよ令和2年、オリンピック・パラリンピックイヤーの幕開けです。

 本日(1月6日)は月曜日で、業務が一斉スタートとなる慌ただしい幕開けの中、ご多用中にも関わらずご出席、ご臨席を賜りまして感謝しております。

 この会もおかげさまで54回を数え、日程も曜日にかかわらず6日と定められ、伝統的に受け継がれております。卑近な例は、平成26年が本日のようなスタートでした。

 今年も皆様のご理解、温かいご支援のもと盛大にスタートできたこと、私共へのお心遣いに感謝しております。

 本日は、新潟県・佐久間副知事様、新潟市をはじめ官公庁、指導団体及び関連業、組合員のご臨席、ご出席を頂き大変有難うございます。

 昨年は、工組設立65周年の行事を皆様のお力で盛大に行うことができました。メディアシップでのイベントは、約5,500名の県民の皆様からご来場を頂き、新潟日報社様から印刷を媒体とする同士としてのお力添えも頂き、新たな歴史を刻むことができました。大変有難うございました。

 私たちは、多様化する社会変化の中、中小企業の特性である相互扶助と団結の力、そして汗・努力・創意工夫と組合の活用が、益々問われる時代を超えて行かなければなりません。

 特に、地域における防災・減災や環境問題、CSR・SDGs等の社会貢献。そしてこれからの印刷道を拓くことが私たちのテーマとなります。

 どうか倍旧のご指導・ご鞭撻をお願いをし、良い年となりますよう祈念致しまして、新年のご挨拶と致します。

 本日は大変有難うございました。



来賓のご祝辞
新潟県副知事/佐久間 豊

 皆さん新年おめでとうございます。

 本日ご紹介頂きましたが、知事は他の公務で欠席でございます。

 私、副知事の佐久間よりご挨拶をさせて頂きますので、よろしくお願い致します。

 令和2年の年頭にあたりまして、謹んで新春のご挨拶を申し上げます。

 日頃、新潟県印刷工業組合・新潟県グラフィックサービス工業会の皆さんにおかれましては、県行政に多大なご理解とご協力を賜りまして、この場をお借りして厚く御礼を申し上げます。

 また、昨年は組合創立65周年という節目の年を迎え、『みんなのINSATSU』展などの記念イベントを開催され、大変盛況であったと伺っております。皆様の長年のご功績と日々の積極的な取り組みに対し、心から敬意を表します。

 さて、このところの県内経済は輸出や生産に弱さが見られ、回復の動きに足踏みが見られております。

 また、中国経済をはじめとする海外経済の動向など、先行きを見通すことがきわめて難しい状況となっております。

 印刷業界を取り巻く環境についても、情報媒体の電子化による需要の減少や価格競争の激化、更には情報化社会の急速な進展により、従来の印刷業の枠を超えた企画・提案力が求められていると認識しております。皆様が築き上げ、受け継がれてこられた印刷文化を、より一層の団結をもって後世につなげ、本県の生活や文化を支える産業の担い手として、益々ご活躍されることを心より期待しております。

 令和という新しい時代を迎え、本県は人口減少という大変深刻な課題に直面しております。そうした中でも、活力を維持・向上できる社会をつくることが急務であり、柔軟かつ新しい発想で県の政策を進めていく必要があります。

 県財政は大変厳しい状況でありますが、県といたしまして花角知事も常々申しております通り、縮み思考に陥ることなく構造改革を進めるチャンスと捉え、前向きな知恵を出し合いながら着実に行動計画を実行してまいりたいと考えております。どうか皆様のご協力、ご理解をお願い致します。

 結びとなりますが、本年がご列席の皆様にとりまして、更なる飛躍の年となりますよう祈念致しまして、簡単ではございますが新年のご挨拶とさせて頂きます。

 どうも有難うございました。



来賓のご祝辞
新潟市経済部 部長/長井 亮一

 明けましておめでとうございます。

 新潟市長の中原でございますが、ハルビン市との友好都市40周年の記念事業に参加しております。そのため本日の名刺交換会に参加をさせて頂くことができませんでした。

 代わって、私は新潟市役所で経済部長を務めます長井と申しますが、市長より祝辞を預かってまいりましたので代読をさせて頂きます。


<祝 辞>

 新潟県印刷工業組合ならびに新潟県グラフィックサービス工業会の皆様、明けましておめでとうございます。

 新しい年を、大きな期待と喜びを持って迎えられたことと思います。

 皆様には日頃より、地域産業の振興を通じて、市政運営に格別なるご支援とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

 新潟県印刷工業組合の皆様におかれましては、昨年創立65周年を迎えられ、会員各社の協調と融和のもと、次代を担う人材の育成をはじめ、CSRや環境対策に取り組まれるなど、様々な事業を推進してこられました。

 また、新潟県グラフィックサービス工業会の皆様におかれましては、デジタル化や経営環境の変化などの諸課題に柔軟に対応され、会員各社の発展に寄与してこられました。

 皆様方のこれまでのご努力に対し改めて敬意を表します。

 さて、本市にとって今年は、まちが生まれ変わるスタートの年となります。2月には大和新潟店跡の再開発ビル「古町ルフル」が竣工を迎え、5月には市役所機能の一部を移転し、ふるまち庁舎をオープンさせます。これにより新しい人の流れを創出し、まちなか再生への一歩を踏み出します。

 また、八千代橋と新潟駅南を結ぶ、新潟鳥屋野線の4車線化を3月までに完了させるとともに、引き続き在来線の高架化や駅前広場などの整備を推進し、政令指定都市新潟の玄関口にふさわしい、広域交通結節点をつくっていきます。

 今年も、地域経済の発展に向けた取り組みを積極的に推し進め、「全国とつながる」「世界とつながる」拠点都市・新潟の現実を目指してまいりますので、引き続きのご支援・ご協力をお願い申し上げます。

 結びに、貴組合ならびに貴工業会の益々のご発展とご参会の皆様のご多幸を祈念申し上げまして新年の挨拶といたします。

  令和2年1月6日
         新潟市長 中原八一(代読)

 本日は誠におめでとうございます。



来賓のご祝辞
全日本印刷工業組合連合会 専務理事/池尻 淳一

 皆様 明けましておめでとうございます。

 第54回新年名刺交換会にお招きを頂きまして大変有難うございます。新潟県印刷工業組合と新潟県グラフィックサービス工業会の共催として、これだけの人数のご盛会、誠におめでとうございます。

 また、日頃から全印工連へのご支援・ご協力に対しまして、この場をお借りして厚く御礼を申し上げたいと思います。

 さて、皆様には既にご承知の通りかと思いますが、現在の印刷産業を工業統計の産業編で見ますと、印刷産業の事業所数は製造業24業種中6番目にあたります。その事業所数は22,210カ所、製品の出荷額は5兆2,378億円と発表されています。

 また、工業統計の地域別統計表を見てみますと、オフセット印刷業は事業所数では日本全国の中で、9都府県で第1位を占めています。これは3位までを加えますと、(全国で)34都道府県でその事業所数を持っているということになりますので、いわば今も日本を支える重要な地場産業としてあり続けていることが伺えるかと思います。

 更に従業員ですと、東京都と大阪府では1位、これも3位までを加えますと8都道府県にのぼります。出荷額では東京都が第2位、それ以外の8府県が上位10位以内に入っています。

 ここ新潟県では、オフセット印刷業の事業所数は金属プレス製品製造業、金属工作機械・金属加工機械用部品製造業に続いて第3番目でございます。また従業員数は第4位、出荷額は14位というところに位置しております。

 このようななか全印工連では、これからも今のように日本を代表する地場産業として、社会から必要とされ、地域の活性化や地域経済のお役に立つ印刷業界であり続けるための様々な事業を展開しているところでございます。

 特に印刷業界でも、少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少、そしてこれに関係する「働き方改革」への課題対応は、非常に重要な問題としてとらえているところでございます。

 これを解決するため、全印工連ではHappyIndustry(幸せな産業)というスローガンを掲げて、人材が集まる職場環境づくりを目指し、働き方改革の必要性の周知から始まり、目標設定、それから業務プロセスの見直し、そして就業規則の整備など、様々な計画を今現在も推進しているところでございます。今後も引き続きこのブランドスローガンHappy Industry(幸せな産業)に向けて、それを構成するHappiness Companyをつくり続けようと、本年度も様々な事業を推進してまいりたいと考えているところでございます。

 また同時に、印刷会社としての企業価値を引き継ぐ事業承継の支援、それから環境対策や教育事業、共済事業など全印工連全国4,500社の大きな組織力を存分に発揮した事業活動に全力を挙げて取り組み、組合員の経営活動を通じて社会の皆様のお役に少しでもたてるような業界にしたいと考えています。

 新しい令和という時代を迎えました。

 これまで印刷業界が社会に果たしてきた役割を再確認するとともに、今求められている期待をしっかり受け止めて、新しい時代に向けた新しい「印刷道」を追求していきたいと考えています。

 これからも印刷業界に対しまして、一層のご支援とご協力をお願いしたいと思います。

 結びにあたりまして、新潟県印刷工業組合・新潟県グラフィックサービス工業会の益々のご発展と、本日ご出席の皆様方のご健勝、ご多幸を心よりご祈念申し上げてお祝いの挨拶とさせて頂きます。

本日は本当におめでとうございました。



◆1月定例会議事録

 冒頭、堀理事長ほか全員で新年の挨拶を行った後議事に入り、事務局から新年名刺交換会の出席状況日程等を説明し、役員会を終了致しました。


◆ 組合運営の動き(令和2年1月1日以降)