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新潟印刷月報
新年のご挨拶 新潟県印刷工業組合/理事長 堀  一

 皆様、明けましておめでとうございます。こうして新しい年を迎える今年の慶びは格別の感がございます。

 昨年は、暖冬の中、今年こそデフレからの脱却、経済の好循環、消費税増税の影響、少子高齢化対策、事業承継問題等々の諸課題に挑み組織の団結強化と活性化の旗を掲げスタートと思いきや、一転、新型コロナ感染症の発症に明けウイズコロナで暮れた一年となりました。終わりの無い事象はないと信じて対応に暮れた一年となり、ワクチンの開発を願い、悪病退散を願う年となりました。そして、ガイドラインに従い3密を避けニューノーマルと呼ばれる生活習慣を守り、感染予防第一を貫くウイズコロナに沿った新生活で幕れた一年となりました。

 この間、当然のことながら経済活動は交流の回避や活動中止・延期、そして巣篭もり生活と呼ばれる社会現象により学校は元より、衣食住・生活環境すべての活動が停滞しました。この影響は物心両面で厳しい影響を余儀なくされ、支援金・協力金・助成金等々の金融面の支援は勿論のこと、精神的な厳しさや優いで、社会構造変化にまで至っております。

 一方、こうした社会変化に対応する為、非接触型のツールやネットの活用、新たなコミニケーションの工夫等々の変革が進められたことも、今後の生活の対応変化として開発されていかなければなりません。こうした中でも人は5感を使い相互扶助と団結力をもって状況改善の為、自ら挑戦し乗り越えて行く力を発揮せねばなりません。

 オリンピックも今年に延期されましたが、こうした知恵と汗・努力が道を拓くと信じ牛歩の如く、良い年にするため一歩ずつ確実にアフターコロナへ進みましょう!


新年のご挨拶 全日本印刷工業組合連合会/会長 滝澤 光正

 新年、明けましておめでとうございます。

 旧年中は、当連合会に格別のご支援とご協力を賜り、厚くお礼申し上げますとともに、本年も一層のご指導を賜りますようお願い申し上げます。

 また、昨年10月、初めてのリモート開催となりました「全印工連オンラインフォーラム2020」では、全国の多数の方々にご視聴いただき、全印工連事業をより一層ご理解賜り、併せて、将来の業界発展に向けての課題や方向性を共有し、確認することができました。これもひとえに、全国の印刷工業組合の役員、組合員、関連業界の皆様のご理解とご協力の賜物と深く感謝を申し上げます。

 さて、昨年は、新型コロナウイルス感染症拡大という大きな嵐に見舞われ、日本はもとより全世界の社会経済にリーマンショック時以上の深刻な影響がもたらされました。様々な場面において大きな変化を余儀なくされ、働き方が変わり、産業の立ち位置や姿が変わりました。また、政治やマスメディアなどの日々の風向きにも惑わされ、それに一喜一憂し、「真実」や「本質」を見極めることの難しさを改めて痛感した年でした。

 このような状況の中、全印工連では、ブランドスローガンとして「Happy Industry〜人々の暮らしを彩り幸せを創る印刷産業〜」を掲げ、DX(デジタルトランスフォーメーション)や「幸せな働き方改革」を中心とする各種事業を着実に進め、全国の組合員企業の1社1社がHappiness Companyを目指すプロセスを発信し続けてきました。特にDXの推進にあたりましては、プロジェクトチームを新たに立ち上げ、印刷産業全体の生産性向上と高付加価値のサービス提供産業への転換に向けた大きな一歩を踏み出しました。本年も引き続き、各側面からの経営支援を目的とする全印工連の各種事業を積極的に推進することにより、「Happy Industry」へと向かう道を迷うことなく進んでまいりたいと考えております。

 新型コロナウイルス感染症拡大の終息にはまだ多くの時間を要すると思われますが、本年は、産業として、組合として、企業として、この時期だから出来ることを組合員の皆様と共に考え、実行し、この未曾有の環境の中で「新しい印刷産業」のしなやかさと強さ、そして持続的発展を実現するポテンシャルを証明する年にしてまいりたいと考えています。

 2021年が皆様にとって明るく希望に満ちた素晴らしい一年となりますよう心から祈念いたしまして、年頭のご挨拶といたします。


委員会だより
技能検定プリプレス職種(DTP作業)の学科対策講座を開講

 今年度の技能検定後期日程であるプリプレス職種(DTP作業)の合格率向上を目的に「学科試験対策講座」を12月8日(火)に開講しました。

 全印工連特別顧問の有賀 誠様を講師に迎えプリプレス職種(DTP作業)参加者6名で実施しました。学科試験は2月7日に行われます。

 また、実技試験は1月10日に行われ、結果は3月19日に発表されます。

技能検定(製本作業)の学科対策講座を開講

 令和2年度技能試験後期日程である製本作業の合格者を確実にするために傾向と対策を検討した上で、「学科対策試験講座」を12月10日(木)に印刷組合会館において開講致しました。

 営業職から資材・印刷管理・製本までの経歴を持つ、(株)あけぼの 伊藤龍博氏を講師とし、受講者6名で実施致しました。

 学科試験は令和3年1月31日に行われます。また実技試験は令和3年1月10日に行われます。合格発表は3月19日となります。

◆12月定例役員会議事録

 開会の挨拶で、堀理事長から今年は、コロナウイルス感染により、日程が大幅に変更になりました。予定していた会議、お楽しみ会、ゴルフコンペなどすべて延期・中止になりました。

 コロナ禍で衣食住と生活環境において、いろんな業種・業態が変化しています。特に、飲食関係は、デリバリー、テイクアウトなど需要が変化しています。印刷業においても、情報誌だけでなく、技術業界で確実に変化しています。今年一年、withコロナということを強く感じた一年でした。

 今年も残すところ、最後の月ですが、来年は、疫病退散を強く願って密を避けながら二年参りに行こうと思っています。

 今日は、今年最後の役員会であり、この1年のご理解とご協力に感謝いたします。との挨拶のあと、新年名刺交換会、年末謝恩セールの当選券の取扱いについて事務局から説明があり16時30分閉会した。


◆ 組合運営の動き(令和2年12月1日以降)