新潟県印刷技術センター

印刷新技術

印刷は今、これまでのレベルをはるかに越えた「高品位印刷」といわれる新たな文化の幕開けを迎えています。「高品位印刷」は、見る人に、かつてなかった新たな想像の世界と感動を呼び起こします。

高濃度印刷

どんなにキレイな印刷物でも、美しくプリントされた写真と比べるとその存在感の薄さ、言い換えればボリューム感に今ひとつ冴えがありませんでした。高濃度印刷は、通常の印刷よりインキを厚く盛りつける印刷のことで、艶やかな立体感ある画像が再現されます。

高輝度印刷

読んで字のごとく、通常のインキと蛍光インキを組み合わせて印刷する手法です。「もっと輝いたような印刷になれば・・・」と思うような物、例えばヌケの良い風景写真や、ネオンの街並みなど、今までの印刷とは明らかに違う効果を期待できます。

FMスクリーニング印刷

通常の印刷は「アミ点」と呼ばれる大小の点をさまざまに組み合わせることで、たくさんの色や濃淡を表現しています。FMスクリーニングは、この「点」を改良したもので通常の印刷が苦手としていた、淡いトーンのグラデーションもザラつくことなく、滑らかに表現することができます。

7色印刷

7色のインキを使った印刷。通常のカラー(4色)印刷では再現できなかった色をより正確に表現するために、赤、グリーン、ブルーなどを加えた7色で再現しようとする印刷です。まだまだ実験段階ですが、近い将来には「目の前のあの風景」が、よみがえってくるような色が再現できるかもしれません。

高精細印刷

高精細印刷は現在、商品カタログや写真集、高級カレンダーなどに実用化されている技術で、印刷のアミ点を通常よりも何倍も細かくすることで解像度を飛躍的に高めた印刷のことです。ちょうど普通のTVとハイビジョンTVの違いのようなもの。微細な模様や絵柄の再現、滑らかなグラデーション、シャープな画像表現などが期待できます。