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新潟印刷月報
新年のご挨拶 新潟県印刷工業組合/理事長 遠山  亮

 令和5年の年頭にあたり、謹んで新年の御挨拶を申し上げます。

 昨年中は当組合の運営に格別のご支援とご協力を賜りまして厚くお礼申し上げます。本年も引き続きよろしくお願いいたします。

 令和4年12月1日の臨時総会ならびに理事会において、故 堀理事長の後任として理事長職を拝命しました。故 堀理事長は24年もの長きにわたり様々な難題を解決に導いてくださり、印刷業界ならびに組合のさらなる発展に多大な貢献をなされたこと、心よりの敬意と謝意を表します。重責に身の引き締まる思いでおりますが、力を尽くしてまいりたいと存じますので、皆様方のご指導ご鞭撻をよろしくお願いいたします。

 さて、昨年は新型コロナウイルスがなかなか終息しない中、原材料コストの上昇に加えて燃料費や電力費の上昇も加速し、先行きが見通せない厳しい環境への対応を求められる年となりました。製造技術の加速的な発展、急激なデジタル化、社会情勢の劇的な変化など日々めまぐるしく情勢が変わるなか、印刷業界においても情報を先取りしながら、これまで以上に時代のニーズに的確かつ迅速に捉え、対応していく必要に迫られております。

 しかしながら皆さんもご承知の通り、変化する経営環境に悲観するだけではなく、印刷の基本である「伝える」という部分を大事にしながら、これまでの枠を超えたさまざまな角度と視点から試行錯誤し、さらなる可能性のフィールドへと前進を続けることが大切です。現在発生している、そして今後発生するさまざまな課題に対して、組合が持つ相互扶助と団結力を活かしながら、最新技術も積極的に取り入れ、これまで以上に力強く活動してまいりますので、組合員企業の皆様のご理解とお力添えを心よりお願い申し上げます。

 結びに、皆様にとりまして明るく希望に満ちた年となりますよう祈念いたしまして、新年の御挨拶といたします。


新年のご挨拶 全日本印刷工業組合連合会/会長 滝澤 光正

 明けましておめでとうございます。

 旧年中は当連合会に格別のご支援、ご協力を賜り厚く御礼申し上げますとともに、本年も一層のご指導を賜りますようお願い申し上げます。

 昨年9月に名古屋にて開催いたしました「全印工連フォーラム」には、全国から300名を超える方々にお集まりいただき、全印工連事業をより一層ご理解いただくとともに全印工連の団結と協調、さらには将来の業界発展に向けての課題や方向性を再確認することが出来ました。これも偏に全国の印刷工業組合の役員、組合員、関連業界の皆様のご理解とご協力の賜物と深く感謝申し上げます。

 さて、昨年も新型コロナウイルスから解放されることはなく、ウクライナ情勢及び円安による原油や電気などのエネルギー価格の高騰、また、印刷用紙をはじめとする印刷主要諸資材の相次ぐ値上げと様々な価格高騰に翻弄された年でした。新型コロナに関しては、感染者数に変動はあるものの共生が進み、ウィズコロナが浸透してきたことを感じさせる年でもありました。

 このような状況の中、私たち全印工連では、未来に向けての永続的な発展という大きな目標に向かって果敢なチャレンジに挑んでいるところです。新時代にふさわしい産業へと変貌するためには「令和の構造改善」を達成することが必要です。その一つの方策として、これまで着々と準備を進めてきた「DX-PLAT」の本格運用を昨年10月より開始しました。この「DX-PLAT」を活用することで、生産設備の稼働率向上と最適化、高度な品質や仕様、納期などを求められる仕事のコスト低減、受注業務や生産管理業務の合理化、そして、そこから新たな価値創出を実現し、さらには、蓄積されたデータを分析・活用することで事業領域の拡大と今以上にサプライチェーンの中で必要不可欠とされるための地位の確立と強化を目指してまいります。

 また、グリーン購入法における再生紙の取扱いの改善活動、官公需における最低制限価格制度の導入推進や知的財産権保護など、私たち印刷産業の共通課題解決に向け引き続き全力を傾注する所存です。

 全印工連は、本年も引き続き、ブランドスローガンである「Happy Industry 人々の暮らしを彩り幸せを創る印刷産業」へと繋がる各種事業に取り組み、組合員各位とともに印刷産業の発展にむけ一層精進してまいります。

 2023年が皆様にとって明るく希望に満ち溢れた素晴らしい一年となりますよう心から祈念いたしまして、年頭のご挨拶といたします。


◆12月定例役員会議事録

 12月1日(木)15時30分から、印刷会館で役員会が開催されました。

 今回の役員会は、堀前理事長のご逝去により欠員となった理事の補欠選挙を行うための総会を兼ねて開催されました。事務局から総会が本人出席14名、委任状出席34名、合計48名の出席で有効に成立している旨の報告があった後、定款第33条第4項の規定による指名推選の方法により理事1名の補欠選挙が行われました。選考委員から椛謌鼈刷所の遠山亮さんを被指名人として指名したとの報告があり、出席者全員がこれに同意したことから、遠山さんが理事に就任することに決定しました。

 その後、野ア理事長から「私は理事長の職を辞任するので遠山理事から理事長になっていただき、今後は遠山理事長を支えていきたい」との申し出があったことから、緊急の理事会を開催し、理事長の選任について協議した結果、全員一致で遠山亮さんが新しい理事長に選任されました。遠山新理事長は「皆様からご承認いただきありがとうございます。新潟県ならびに全国における業界の発展に誠心誠意尽くしてまいります。まだまだ分からないことがたくさんありますので、皆さんからのご指導ご鞭撻をどうぞよろしくお願いします。」と就任の挨拶をしました。また、野ア力夫さんは副理事長に選任されました。

 その後の連絡事項では、新年名刺交換会の次第や職長安全衛生教育研修の実施、新春ボウリング大会のご案内、月別行事予定などについて事務局から説明があり、16時30分に閉会しました。


◆ 組合運営の動き(令和4年12月1日以降)