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新潟印刷月報
関東甲信越静地区印刷協議会 令和4年度 下期定例会開催さる

 関東甲信越静地区印刷協議会の令和4年度下期定例会が3月3日(金)に千葉県工組の主管により神奈川県横浜市のホテル・ザ・ノット・ヨコハマで開催され、各県工組理事長ほか合計80名余りが参加しました。

 全体会議では、江森地区協議会会長及び瀬田全印工連副会長の挨拶の後、全印工連による事業説明「DXによる価値創出について」及び概況報告が行われました。また、特別講演として横浜市立大学の影山摩子弥教授による「SDGsの時代における情報発信の課題と印刷業のビジネスチャンス」と題した特別講演が行われました。

 その後、理事長会・各分科会に分かれてそれぞれの課題等について協議を行い、分科会報告でその概要が報告されました。

 また、今年度の主管である千葉県工組から来年度の主管である群馬県工組へ大会旗が渡され、石川群馬県工組理事長から前橋市で開催される第70回年次大会への皆さんの参加を心待ちにしている旨の挨拶ののち、下期定例会は無事終了しました。


全体会議
(1) ご挨拶

関東甲信越静地区印刷協議会 会長 江森 克治
全日本印刷工業組合連合会 副会長 瀬田 章弘

(2) 印刷産業人綱領唱和

千葉県印刷工業組合 理事 小粥 将直

(3) 全印工連事業説明「DXによる価値創出について」

全日本印刷工業組合連合会 副会長 瀬田 章弘

(4) 全印工連概況報告

全日本印刷工業組合連合会 専務理事 池尻 淳一

(5) 印刷文化典広島大会PR

印刷文化典広島大会 実行委員長 宇都宮 公徳

(6) 特別講演「SDGsの時代における情報発信の課題と印刷業のビジネスチャンス」

横浜市立大学都市社会文化研究科教授 影山 摩子弥 様

委員会報告
経営革新マーケティング委員会

佐藤 松雄

〔依頼事項〕
1.今後の東京発等の各種セミナー類の周知の徹底とオンライン参加への誘導
2.事業承継支援事業の周知
3.MIS(経営情報システム)「BRAIN」「SP−MULTI」の周知・斡旋
4.新・勝ち残り合宿ゼミの開催の周知参加要請

〔協議事項〕
1.DXセミナーの開催促進
2.DX−PLATについて、複数社によるテストチーム編成されているが具体的にどのようなビ   ジネスジネス展開が可能なのか等、説明会を開催していただきたい
3.DXについて全員工連「インカレ」で動画配信中
4.MIS導入・活用活性化に向けた啓発・支援と導入希望会社に詳しい説明がほしい。
5.共創ネットワーク通信4,000社への活用と周知

環境労務委員会

坂井 雅之

〔報告事項〕
1.厚生労働省「2023年4月1日から月60時間を超える時間外労働の割増賃金率が引き上げ   られます」
2.厚生労働省「令和4年12月以降の雇用調整助成金の特例措置の経過措置について」
3.厚生労働省「ラベルでアクション〜事業場における化学物質管理の促進のために〜」
4.職長等安全衛生教育の義務化(4月1日から)

〔依頼事項〕
1.「知らなかったでは済まされない労働法と労働基準法改正セミナー」
2.環境マネジメントシステム認証・認定制度の普及推進
3.日印産連・第22回印刷産業環境優良工場表彰の応募協力(令和5年11月開始予定)

〔協議事項〕
1.環境マネジメントシステム認証・認定の周知・啓発(環境マネジメントシステム取得費用   助成制度がある都道府県)について
2.各県工組の労務課題と対応状況(意見交換)
3.委員会事業に対する提案・要望

組織共済委員会

斎藤  節

〔報告事項〕
1.クラウドバックアップサービスの普及、加入増強
2.BCP(事業継続計画)対策の推進

〔依頼事項〕
1.生命共済PR動画の活用について令和5年度共済加入促進キャンペーンの推進

〔協議事項〕
1.生命共済PR動画について

教育研修委員会

清水  伸

〔報告事項〕
1.技能検定「プリプレス職種DTP作業」102名受験前年度6名減。100名を下回らないよう   に協力依頼
2.社員のスキル向上や自己啓発に印カレが活用できることを報告
3.全印工連特別ライセンスプログラムの加入状況および随時募集受付であることを報告

〔依頼事項〕
1.印刷営業講座・印刷営業技能審査認定試験について、各県へ開催の依頼
2.総合求人サイト「イーアイデム」の特別プランの周知を依頼

〔協議事項〕
1.技能検定「プリプレス職種DTP作業」について
2.全印工連特別ライセンスプログラムについて

〔その他意見・要望〕
1.印刷営業講座・印刷営業技能審査認定試験について
2.印カレについて

CSR推進委員会

野ア 力夫

〔報告事項〕
1.CSRの普及・啓発の推進
2.全印工連CSR認定事業の推進
3.メディア・ユニバーサルデザイン(MUD)活動の推進
4.ダイバーシティ経営の実践と情報提供

〔協議事項〕
★CSR・MUDの普及・啓発の推進について

官公需対策委員会

水野 一幸

〔報告事項〕
・半期の間に目立った変化は見当たらない。
・依然ダンピングによる価格低迷が続いていて、官公庁の応札は応札にも行かない。
・長野県では県知事に材料費・電気・ガス代の高騰による適正価格の見直しとの最低制限価格の料率の引き上げを要望した。
・封筒が広告代理店の裏面広告掲載による0円納品に代わられた。
・イベントの代理店発注により、官公庁からの発注が無くなった。
・著作権は相変わらず曖昧なところが多く、アンケートでは強引な発注仕様書が多かった。

◆3月定例会議事録

 3月1日(水)15時30分から、印刷会館で役員会が開催されました。

 はじめに、遠山理事長が「いよいよアフターコロナで3月13日からマスク解禁、ちょっと前に新聞に雇用調整助成金も終わるという話も出ていましたし、ゼロゼロ融資の返済も徐々に始まってきます。じゃあコロナ前に戻るのかというと、そんなことはなく、コロナでリモート環境が凄く進んで、デジタル化を継続しながら徐々にリアルがミックスされて新しい世界に入ってくると思うんです。技術は常に進歩していて、最近はAIに取って代わられるという話も盛んに出ていますけれど、張り合ってもしょうがないのかなと思っていまして、例えば移動手段にしても徒歩が車に変わり新幹線に変わり飛行機に変わっていっている。一つ一つの技術も概念が変わって置き換わるものは置き換わるので、我々が持っている印刷技術も必ず後から出てきたものに置き換わっていく。それを踏まえて、我々は次に何をやるかを常に前を向いて考えていかなきゃいけないなと改めて感じた次第です。今週末に全印工連の関東甲信越静ブロックの地区協がありますが、そういった機会を学びの場にしてもらいながら、皆さんの事業も進めていってもらえたら、そして新潟県の印刷業界も更に広がるように知識を入れていってもらえたらと思います。」と挨拶しました。

 その後、各支部・委員会からの活動状況等の報告に続いて、令和5年度通常総会における講演会の講師及び演題について事務局から説明がおこなわれ、審議の結果、経済キャスターの福永信彦(DJ Nobby)氏を講師として「日々発生する日本国内の経済的な出来事を多数取り上げて情報のアップデートとそれを理解するために必要な背景知識を提供する」内容でご講演いただくよう依頼することに決定しました。また、連絡事項として令和5年度賦課金積算のための企業人員調査を実施すること、新潟支部の通常総会の開催案内に関すること、研修に関する事前調査の結果について報告されたほか、事務局から令和4年度印刷業経営動向実態調査への協力をお願いし、16時30分に閉会しました。


◆ 組合運営の動き(令和5年3月1日以降)