令和7年の年頭に当たり、謹んで新春の御挨拶を申し上げます。
昨年中は当組合の運営に格別のご支援とご協力を賜りまして、厚くお礼申し上げます。本年も変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
近年の印刷業界は、コロナ禍を経て経済が徐々に回復しつつあるものの、依然として厳しい状況が続いております。特に原材料や労務費の上昇、価格転嫁の難しさが課題となっております。
また、デジタル技術の進歩と電子化の促進により、業界は大きな変革を迎えました。サステナブルな環境への取り組みも非常に重要な課題となっています。
昨年5月の総会で2期目の理事長の任を拝命し、新任の副理事長・専務理事も迎えた新たな体制のもと、理事メンバーの皆と共に令和6年度の事業を展開してまいりました。
当組合は昨年、創立70周年という記念すべき節目を迎えることができ、組合員企業の皆様のご理解とお力添えの賜物と感謝しております。一方で、これから先の時代において、印刷業界はさらなる変革を迎えるでしょう。多様化した時代においては、時代のニーズ等にあわせて改善・改良していくこと、つまり良い意味で変化していくことが非常に重要です。組合員の皆様はもちろんのこと、新潟県印刷工業組合としても同様であり、また率先して変化していく必要があると考えます。
昨年、長年活用していた組合会館の土地建物の売却と各社からの出資金清算という大きな決議を行いました。変化には痛みも伴いますが、私たちはこれまでも組合の強みを生かした業態変革に取り組み、困難な状況に対応して参りました。新潟県印刷工業組合は、これからの未来を見定めて、80年、90年、100年と持続可能な未来を築くために変化し、これまで以上に力強く活動してまいりますので、組合員企業の皆様のご理解とお力添えを心よりお願い申し上げます。
結びに、皆様にとりまして明るく希望に満ちた年となりますよう祈念いたしまして、新年の御挨拶といたします。

明けましておめでとうございます。
旧年中は、当連合会に格別のご支援とご協力を賜り、厚くお礼申し上げますとともに、本年も一層のご指導を賜りますようお願い申し上げます。
昨年5月に会長を拝命し、以来新執行部一丸となって業界の課題解決、未来に向けた組合員各社の発展のための事業を推進して参りました。また、昨年9月に大阪市にて開催いたしました「2024全印工連フォーラムIN大阪」には、全国から400名を超える方々にお集まりいただき、全印工連事業をより一層ご理解いただくとともに全印工連の団結と協調を強めると共に、印刷をコアにした地域の課題解決業への展開を価値協創で拓く未来として冊子の配布、前田元中小企業庁長官の講演、フォーラムメッセージを通じて業界の将来像に対する新たな指針を発表し業界の方向性を再認識して頂くことが出来ました。これも偏に全国の印刷工業組合の役員、組合員、関連業界の皆様のご理解とご協力の賜物と深く感謝申し上げます。
さて、昨年は、新型コロナウイルス感染症による社会経済活動への様々な制限は緩和されましたが、国際情勢不安や円安によるエネルギー価格、原材料価格の高騰、人手不足、賃上げや取引の適正化に向けた価格転嫁対応等、依然として多くの経営課題が山積みし、中小印刷業界は、厳しい経営環境への対応がもとめられる年となりました。
このような状況の中、全印工連では、『Happy
Industry』〜人々の暮らしを彩り幸せを創る印刷産業〜という理念の下、同質化からの脱却、供給過剰の解消に向け「価格競争」から互いを伸ばし合い活かし合う価値協創のエコシステム作りを目指し、CSR経営の推進、差別化による収益性の向上、経営基盤の強化、組合の強靭化に取り組んでまいりました。
全印工連は、創立70周年に当たる記念すべき年を迎える本年も引き続き、「価値協創」へと繋がる各種事業に積極的に取り組んで参ります。特に文化や教育、経済活動における紙メディアのサステナブルな価値や情報媒体としての効果の研究と訴求して参りたいと考えております。また、地域の課題を解決するローカルゼブラへの取り組みについて力を注いで行く所存でおります。併せて、全日本印刷産業政治連盟や中小印刷産業振興議員連盟との連携による印刷業界のさらなる地位向上、取引の適正化、官公需取引改善など組合員各位とともに印刷産業の持続可能な発展に向け一層精進してまいります。
本年が皆様にとって明るい希望に満ちた素晴らしい一年となりますよう祈念いたしまして、年頭のご挨拶といたします。