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はじめに

 業態変革の必要性が唱えられてから、すでに4年が経ちました。その間、全印工連2008計画において数々の重要な指針となる提言がなされました。印刷業界を取り巻く環境の変化や業態変革の必要性、そして将来へのロードマップなどを提供してきました。2008計画に残された課題は、いかに業態変革を実践に結びつけるかでした。そこで全印工連は、2008計画を引き継ぐ事業として「業態変革実践プラン−全印工連2010計画」をスタートいたします。2010計画は、総論としての2008計画を基に各論を導き出し、業態変革を実践するための支援事業を推進してまいります。

 そのテーマは「実践!業態変革 ワンストップサービスで収益拡大へ」です。今まで提唱してきた業態変革を実践に結びつけるという大きなテーマのもと、印刷を中心とした周辺領域への市場拡大と顧客への課題解決を提供するワンストップサービスを具現化し、その実践の結果として高付加価値化による業界収益構造の改善と収益拡大に結びつけていくものです。

 業態変革の基本は環境の変化に対して自らが変わっていくことです。生き残る企業は規模が大きいからでもなく、強い設備があるからでもなく、環境の変化に対応できる企業だと言われています。印刷業界を取り巻く環境の変化は今も刻々と続いております。変わっていないのは印刷の高い媒体価値であり、高い再現性、豊かな表現力、瞬時に認識できる一覧性、大量生産による経済性などの優位性です。今必要なのは、この高い媒体価値をさらに向上させるとともに、顧客の視点に立って情報伝達という幅広い観点から的確に対応することです。顧客は印刷を情報伝達の一つの手段として考えています。今まで情報伝達の手段が印刷しかなかった頃は自然に仕事が発生していました。しかし、それぞれ特徴を持った新しい媒体が出現してきています。

 そのような変化の中で、われわれは受動的な立ち位置からもう少し能動的に変わっていく必要があります。印刷物を顧客の言われた通りに正確に綺麗に印刷して納めることがわれわれのゴールではありません。顧客が考えていることを効果的に実現するための顧客視点でのサービスの提供がゴールなのではないでしょうか。つまり、顧客の効果的な情報伝達や目的達成のための的確な提案とそれを実現するためのパートナーとしての役割が求められています。