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新潟印刷月報
新潟県印刷工業組合 令和4年度通常総会開催さる

 令和4年度通常総会が5月17日(火)午後3時からANAクラウンプラザホテル新潟にて開催されました。

 はじめに堀理事長から、「約3年近いコロナ禍の間に、印刷に対する需要は大きく変わった。お祭りや花火、各種イベント等の中止によって人の交流が制限され、それが印刷物の需要減少につながっている。また、オンライン会議などネットの活用が大きく進んでいる。印刷物や電波が一方通行型であるのに対して、ネットは双方向型であり、このような需要の変化はこれからも続くと考えられる。一方で、印刷でなければならないという価値観も確実に世の中に浸透している。伝達手段が多様化する中で、印刷の新しい使い方や、ネットと印刷が融合した新たなコミュニケーションツールとしての方向付けなどを考えていかなければならない。今後、円安、原油高による資材料の値上げ、労働力不足等の問題が非常に強く出てくるのではないかと懸念している。また、ロシアのウクライナ侵攻に端を発した世界的な混乱も不安材料となっている。しかし、生活様式などが変わるということはビッグチャンスでもあり、当組合や全印工連の果たす役割は非常に重要である。情報提供や組合員間の交流といった組織の力を通じて、これらの課題や不安材料を少しでも解消する方向に動くことができれば素晴らしいことである。本総会では、こうした組合の原点を再確認したうえで新たなスタートを切りたいと考えているので、組合に対する益々のご理解とご協力をお願いしたい。」と挨拶がありました。

 その後、野ア副理事長が議長に選出され、審議を行った結果、上程された議案はすべて原案どおり承認されました。

 また、組合の事業推進や運営にご尽力された方に謝意を表するため、会場で感謝状を贈呈し、午後5時に総会を終了しました。概要は以下のとおりです。


令和4年度通常総会議事録
  • 開催日 令和4年5月17日(火)
  • 会場 ANAクラウンプラザホテル新潟
  • 組合員数 55名
  • 出席組合員数 54名(内訳:本人出席22名、委任状出席32名)
1 議長選任の経緯

 長澤事務局長の司会で出席者数の報告と本総会の有効成立宣言のあと、議長の選任を諮り、満場一致で野ア力夫氏が議長に選任された。

2 議案の審議経過と議決結果

(1)第1号議案
 令和3年度事業報告書及び決算関係承認の件
 議長の指示により事務局が資料に基づき説明した後、中川監事から「適正であった」旨の監査報告があり、議場に諮ったところ満場異議なく原案どおり承認可決した。

(2)第2号議案
 令和4年度事業計画書及び収支予算承認の件

(3)第3号議案
 令和4年度賦課金の額及び徴収方法決定の件

(4)第4号議案
 借入金残高の最高限度決定の件
 議長が上記3議案は関連があるため一括上程する旨を告げ、事務局に資料に基づき説明させ、これを議場に諮ったところ満場異議なく原案どおり承認可決した。

(5)第5号議案
 任期満了に伴う役員改選の件
 議長は当組合役員全員が本日で任期満了となることから役員改選を行う旨を告げ、その方法を議場に諮ったところ、出席者全員の合意によって、議長が指名する選考委員5名による指名推選の方法で選挙することに決定した。議長は次の者を選考委員に指名し、選考の間暫時休憩とした。

[選考委員]
 佐藤 松雄  水野 一幸  高橋 陽子  坂井 雅之  山内 芳次
 議長は再開を宣言し、選考委員長の佐藤松雄氏から理事候補者15名、監事候補者2名を推選する旨の報告を受け、これを議場に諮ったところ、満場異議なく承認したため当選を決定した。議長は、新役員が代表理事等の選任のための理事会を直ちに開催することから、暫時休憩を宣言し、新役員は別室にて理事会を開催した。


理事会議事録

 総会で新たに当選した役員の互選により堀一氏が議長に選出され、代表理事及び副理事長の選任を行った。

 その結果、出席役員全員の賛成により次の者が代表理事(理事長)及び副理事長に選任され、直ちにその就任を承諾した。
 代表理事(理事長) 堀 一
 副理事長 野ア 力夫
 副理事長 佐藤 松雄
 理事会終了後、議長は総会を再開し、代表理事等の選任結果の報告を求めたところ、代表理事に選任された堀一理事長から上記のとおり報告があった。
 議長は全議案の審議が終了したことを告げ、円滑な議事進行への協力に感謝を述べ、議長を退任した。

感謝状贈呈式

 総会の最後に、永年にわたり支部役員として当組合の振興発展にご尽力いただいた小田修市様に堀理事長から感謝状が贈呈されました。小田様から謝辞が述べられるとともに、会場の組合員からは盛大な拍手が送られました。

《柏崎支部》
 県工組理事・柏崎支部長  小田 修市 様(鰹ャ田)

◆理事会報告

 令和4年5月9日15時30分から、印刷会館で理事会を開催しました。

 はじめに堀理事長から、「今年のゴールデンウイークは、新型コロナ関連の規制が全部解除され、各所で人が動くようになってきている。某ゴルフ場の理事会に出席したところ、連休中の営業成績が昨年対比で出ていたが、結構人が入っていた。飲食関係もそれなりに来客数が増えている。5月、6月は総会のシーズンだが、ホテルに聞いてみるとパーティー付きの総会が非常に多くなっているとのことである。5月25日開催予定の全印工連の総会も懇親会(情報交換会)付きでやるといっているし、地区協も今年は集まってやるといっている。少しずつコロナ以前に戻りつつあるのかなと思った。ただし、全部が昔と同じに戻るということはないと思う。これからの生活はミックス形で、全員で集まるというスタイルと合わせて、リモートを含め色々な形が出てくるのかなと思う。また、コロナ禍で、ただ単に価格だけというよりも、ものの価値観というものの重みについて非常に意識するようになったところである。

 規制解除の後は経済対策である。アフターコロナに向けて、どういう経済活動が行われるか非常に関心がある。長岡の花火大会は実施するということで、各地域でも祭りが戻りつつある。新潟まつりについても、経済対策を考えれば、少し規制はあってもやるんじゃないかと強く感じている。今はまだ購買意欲という面には繋がっていないが、早く経済の好循環が実現し、我々の業界が活性化するよう世の中の需要が盛り上がってほしい。積極的にお祭りやイベントが開催される、そして経済循環が豊かになることによって、私どもの仕事も増えると思っている。全印工連でもいろんな対応を進めており、一つ一つの積み上げの中で様々な情報を皆さんに発信していきたいので、ご理解ご協力をいただきたい。組合の原点は相互扶助と団結力なので、原点に戻った活動をしていく必要がある。

 本日は総会前の役員会であり、理事会という形で定款の定めに基づき会議を進めさせていただくので、ご理解とご協力を重ねてお願いする。」と挨拶があり、各支部・委員会報告の後、通常総会提出議案、役員改選案選考委員や適格請求書保存方式(インボイス制度)等について協議を行い、全議案を承認可決し、16時40分に閉会しました。


◆ 組合運営の動き(令和4年5月1日以降)