教えて!印刷用語のえ・と・せ・と・ら
浪速の富って何の富?
■浪速の富って?
浪速の富は、728(なにわの)×1030(とみ)と言います。728×1030はB1判の用紙サイズのことで、印刷業界で働く私たちが用紙サイズを覚えるときにゴロ合わせで使う言葉です。他にも210×297は210(にとうの)×297(にくなべ)と覚えます。これはA4判の用紙サイズのゴロ合わせで使う言葉です。
■A判・B判について
A判・B判とは日本標準規格(JIS)によって定められた用紙サイズです。A判とはドイツの工業規格で定められた規格で、B判とは日本が独自に考案したものです。A4判とはA1判を4ッ折りにしたときの大きさの用紙です。私たちは作成する印刷物によってA判・B判を使い分けています。
A判
判型:サイズ(mm):主な用途
A1判:594×841:ポスター
A2判:420×594:ポスター
A3判:297×420:ポスター
A4判:210×297:雑誌、カタログ、パンフレット
A5判:148×210:書籍、教科書、学術書
A6判:105×148:文庫本
A7判:74×105:ポケット辞典
B判
判型:サイズ(mm):主な用途
B1判:728×1030:ポスター
B2判:515×728:ポスター
B3判:364×515:ポスター
B4判:257×364:グラフ雑誌、地図
B5判:182×257:週刊誌、カタログ、パンフレット
B6判:128×182:書籍
B7判:91×128:手帳